高3選択地学 授業の要旨 07

(部分記録)

1997.10.2実施 前回 次回


変成岩

・接触変成岩

 (主に花崗岩の)マグマが浅いところ(深さ5kmくらい)まで上昇 → 周囲の地層・岩石に影響を与える

 長時間、加熱されることが重要。105〜106year のオーダー

 ・・・鉱物が再結晶する。

(再結晶:その場の温度・圧力条件に適した鉱物の組み合わせと、組織に変化、粗粒化。)

 接触変成岩は浅いところでマグマ(〜700度)に焼かれる…高温、低圧で特徴的な鉱物(菫青石、紅柱石、珪線石など)。

 組織に方向性はみられない…等粒状組織、変成度の高い(より高温条件)ところでは、片麻状組織にもなる。

 →ホルンフェルス、結晶質石灰岩など。重要なのは、片状組織がないこと!

 図(断面図+等温線)

・広域変成岩

 プレートの収束境界で形成される。…沈み込み帯、大陸と大陸の衝突。→造山運動

 低温のまま、深いところに持ち込まれることがみそ。

 ある狭い幅で、地層や岩石が挟み込まれ、深い領域に引きずり込まれる…片状組織の成因。

 プレートの境界にできる。だから、帯状の分布を示す。=変成帯

 変成帯は、過去の沈み込み帯や、大陸衝突の記録。 例:ウラル、アパラチア、…。

 (紙をくしゃくしゃにする)

 図(断面図+等温線)

 結晶片岩、片麻岩。

変成岩の性質…温度・圧力条件

 図(各垂直断面のPT変化図と相図=Al2SiO5、ひすい輝石+石英/曹長石)

*火成岩は、マグマの世界の温度条件(1200〜700度)で安定な鉱物の集合である。


高3選択地学97計画

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