1998.10.21(水曜)2限実施 萩谷出題
以下の問題T〜Xに答えよ。なお、解答は解答用紙の所定の欄に記入すること。
地球の形成は約( 1 )億年前といわれる。いくつかの証拠から、太陽や地球を含む( 2 )の天体はこの時期にほぼ同時に、星間ガスの凝縮によってつくられたと考えられている。
地球には他の惑星と異なり、表面に液体の水がたまって( 3 )が形成されている。地層の証拠からは、少なくとも約( 4 )億年前には地表に( 3 )が存在し、
その中で生命が誕生したと考えられている。
初期の生命はごく単純な単細胞生物であったが、光合成により酸素を放出するものが現れて、次第に海水や大気中の酸素が増加していった。
このことが、より進化した生命を生みだし、約( 5 )億年前頃には多細胞生物が現れ、やがて殻を持つ生物が出現して、生命の世界を豊かにしていったと考えられている。
【語句欄】
殻を持つ生物の出現は、約( 1 )と考えられている。それから間もない約( 2 )の海底に堆積した地層が、( 3 )の( 4 )の山中で発見された。この地層は( 5 )と呼ばれていて、
その中から非常に良く保存された様々な生物の化石が発見されている。その中には現在の動物の分類にはあてはまらない、奇妙な生物も数多く発見されている。
( 6 )は、5つの眼とゾウのような触手を持つ、体長10cmほどの生物である。鋭いとげを背負った( 7 )や、ハルキゲニアのような生物も、現在の生物に近縁のものが見あたらない。
( 5 )の化石生物の中で、もっとも劇的に復元されたのは、( 8 )という生物である。これは、3つの別々の化石と思われていたものが、実は同じ生物の触手、
口、胴体の部分化石であったことが、長い研究の末に判明したものである。
当時の海底ではたくさんの( 9 )が生活していたが、Wのかたちに食い破られた( 9 )の化石があり、これを捕食した生物がいたことが考えられていた。
復元された( 8 )は、まさにこのかたちの傷を( 9 )につけることが実験で示された。
( 8 )は世界各地の同時代の地層から化石として見つかっているが、約2000万年ののちに絶滅して、その子孫は残らなかったと考えられている。
( 5 )の化石生物の大半が子孫を残すことなく滅んだが、その中に、現在のわれわれ哺乳類や、爬虫類、鳥類、両生類などを含む、脊椎動物の祖先と考えられるものが見つかっている。
体長数cmのその生物( 10 )は、固い骨格を持たないかわりに、脊索というしくみを身体の内部に発達させた。これがやがて脊椎へと発展し、初期の魚類が出現したのである。
1の選択肢【ア)6億年前 イ)4億年前 ウ)3億年前】
2の選択肢【ア)8.1億年前 イ)5.3億年前 ウ)1.5億年前】
3の選択肢【ア)カナダ イ)アフリカ ウ)グリーンランド】
4の選択肢【ア)ヒマラヤ山脈 イ)ロッキー山脈 ウ)日高山脈】
5の選択肢【ア)バージェス頁岩 イ)赤色砂岩 ウ)縞状鉄鉱】
6の選択肢【ア)トリゴニア イ)オパビニア ウ)ドレパヌラ 】
7の選択肢【ア)ユーラシア イ)ゲバルト ウ)ウィワクシア】
8の選択肢【ア)アノマロカリス イ)エゾリス ウ)モノリス 】
9の選択肢【ア)有孔虫 イ)ゾウリムシ ウ)三葉虫 】
10の選択肢【ア)ピカイア イ)カナダスピス ウ)ネクトカリス 】
最古の魚類は4.6億年前頃の海にいた、アランダスピスなどの、いわゆる甲冑魚の仲間であると考えられている。
初期の魚類の中には、河川や湖での淡水環境に進出するものが現れた。そのひとつが( 1 )である。
これは抵抗の少ない平たい身体を持ち、水底の泥をすくってその中の微生物を食べていたと考えられている。
( 1 )は、海水中から淡水中での生活に移行するために、( 2 )の機能を発達させて、余分な水分を体外に排泄していたと考えられている。
海水に住む( 3 )を真水につけると、細胞膜が破れて中身が流れ出し、死んでしまう。
このように塩分濃度の違いは海水に住む生物にとっては致命的になりうるのである。
われわれ人間も、水分を取りすぎた場合などには、( 2 )から尿として大量の水を排出することにより、体内の塩分濃度を調節している。
淡水環境の魚類は発展していき、3.9億年前になると、どうもうな肉食の魚類も現れた。現在のほとんどの魚の祖先である( 4 )である。
( 4 )は脊椎にカルシウムを蓄えて、丈夫な骨をつくり、泳ぐ能力を発達させた。
また、筋肉を動かすなど、生命の維持に不可欠なカルシウムなどの( 5 )を骨に蓄えることで、( 5 )が不足しがちな淡水環境によりうまく適応していった。
( 4 )とほぼ同時代の魚類( 6 )は、ヒレに骨格を持ち、現代の( 7 )のように空気呼吸をしていたと考えられている。
( 6 )に近い魚の仲間が、現在もわずかに生存しているシーラカンスである。
( 6 )は泳ぐ生活に適応した肉食魚であったが、そのグループから、やがて陸上生活に適応するものが現れた。
グリーンランドで発見された、体長1mあまりの両生類( 8 )は、3億7000万年前の生物であるが、
計算では350kgもの重さに耐えられるほどの丈夫な四肢をもち、すでに陸上での歩行を可能にしていた。
魚類から両生類への最後の関門は、この丈夫な四肢と、内臓を保護するための( 9 )の発達である。
この( 8 )が、その後に発展する陸上脊椎動物の祖先と考えられている。
脊椎動物よりも先に上陸した( 10 )の森林の中で、両生類、爬虫類、そして哺乳類の祖先が、長い時間をかけて進化していった。
一方、魚たちのあるものは、あらためて海の生活へと戻っていった。それら(硬骨魚類)は、不要になった肺をうきぶくろに変化させるなど、
体のつくりを変えながら海での生活に適応し、甲冑魚などの古いタイプの魚類を滅ぼして、繁栄をきわめ、現在に至っている。
1の選択肢【ア)ヒラメ イ)カレイ ウ)プテラスピス 】
2の選択肢【ア)肝臓 イ)腎臓 ウ)心臓 】
3の選択肢【ア)ゾウリムシ イ)コガネムシ ウ)三葉虫 】
4の選択肢【ア)メガロポリス イ)アノマロカリス ウ)ケイロレピス 】
5の選択肢【ア)ビタミン イ)ミネラル分 ウ)コレステロール 】
6の選択肢【ア)レールゾライト イ)エプロン ウ)ユーステノプテロン 】
7の選択肢【ア)雷魚 イ)肺魚 ウ)草魚 】
8の選択肢【ア)ヤママユガ イ)アカントステガ ウ)イクチオステガ 】
9の選択肢【ア)肋骨 イ)頭蓋骨 ウ)大腿骨 】
10の選択肢【ア)シダ植物 イ)キノコ ウ)カビ 】
以下のテーマからひとつを選んで、内容を説明し、対策を述べよ。
・ゴミ問題 ・集中豪雨による災害 ・化石燃料の消費 ・森林破壊
・地震災害のうち、特に火災の問題
今学期の授業の中から、印象に残った項目ひとつについて説明を記せ。
以上
解答用紙
商業2年地学 2学期中間試験 1998.10.21(水) 2限
T
1) 2) 3) 4) 5)
U
1) 2) 3) 4) 5) 6) 7)
8) 9) 10)
V
1) 2) 3) 4) 5) 6) 7)
8) 9) 10)
W
テーマ:
X