1999.10.5実施
マグマの化学組成と出現鉱物の関係
−マグマの化学組成は、構成鉱物の種類と量比に反映される
地表にはさまざまな岩石がある
見かけ、成分(鉱物・化学組成)、組織
粒度、色、割れ方、産状、時代(年代)、etc.
岩石学petrology …これらの多様性の原因を探る学問
注)記載的岩石学petrography どこにどんな岩石があるか、記載分類
岩石の分類
・構成鉱物と組織 → 名前が付けられる
・化学組成(特に火成岩) →SiO2量 →マグマの性質
(なぜ重要かというと、粘性に関係あるから。
マグマの粘性 → 噴火形式、色…色指数)
岩石の名前の具体例(鉱物名+組織)
石英の粒、砂ばかり … 石英砂岩
黒雲母が目立つ、片状組織 … 黒雲母片岩
かんらん石が斑晶、斑状組織(火山岩)、SiO2量50% … かんらん石玄武岩
放散虫の化石、微小な石英の集合 … 放散虫チャート
マントル 岩石のバリエーションが少ない
SiO2 38-46%くらいの、かんらん石ばかりの石(かんらん岩)
核 …たぶん均一、金属鉄、ニッケル、他
*地殻の岩石のバリエーション大
1)マグマの継続的な供給
何度も融ける → より分化した(SiO2の多い)組成のマグマ
2)テクトニクス
プレートの沈み込み、大陸衝突→広域変成岩
3)地表での太陽放射の影響
風化→侵食→堆積 のプロセスで選別がおこる。組成の特殊化 例:砂金
生物による濃集 例:石炭、石灰岩、チャート、…。
岩石は鉱物の集合体である
→岩石の化学組成は、構成鉱物の種類と量比に反映される。(深成岩)
*SiO2の多い鉱物は、SiO2の多いマグマに出る。(石英…SiO2が100%)
SiO2の少ない鉱物は、SiO2の少ないマグマに出る。(かんらん石…SiO2が40%くらい)
鉱物に含まれるSiO2の割合は分子量から計算できる。
理想化学組成での、かんらん石→輝石→石英 の移り変わりのモデル
(続く)