Nuuk北方50km、Storφ島で観察されるAkia
terraneとAmitsoq片麻岩を含むAkuleq terraneとの境界部分。海面から一気に1400mのピークまでの絶壁に、約28億年前のMalene表成岩と斜長岩複合岩体の断面が露出している。
カール。ヘリの窓から。
高度1000mの峠。尾根の北側に張り付く万年雪が山岳氷河の始まり。白い岩石は斜長岩。
これが斜長岩。黒いのは輝石が変成作用で角閃石化したもの。変成作用で岩石組織、鉱物・化学組成とも変化しているが、黒い角閃石のふちどりから、本来の斜長石巨晶がわかる。斜長石は本来An97程度のanorthiteだったが、現在はAn80程度。
斜長岩複合岩体の西側（見かけ下位）にみられる、引きちぎられたような形態を示す粗粒のはんれい岩。粒度の差は貫入・結晶化・固結の前後関係か？。
斜長岩（手前、白い岩石）とMalene表成岩の変成堆積岩との境界。おそらく断層境界。これより2km東方（見かけ上位）では変成komatiiteも報告されている。