石ころと私



名前:萩谷 宏(はぎや ひろし) e-mail:

 茨城県水戸市生まれ。1986.3まで在住。1988.3まで東京都狛江市。2004.2まで東京都練馬区、現在は東京都世田谷区に住んでいます。

 石との出会いは古く、小学校に上がる前に、市営住宅の自宅前に転がっていた結晶質石灰岩の破片を拾い、飽かず眺めていたりしました。小学生の頃は砕石に含まれる石英脈の黄鉄鉱や黄銅鉱、班銅鉱を見つけて集めていました。小5の時に日立鉱山周辺の石を見に行って、守衛さんに鉱石をもらったことなどがきっかけとなり、中2で地質調査らしきことを始め、岩石薄片の製作、偏光顕微鏡の観察にはまり、そのまま高校進学、仲間と地学同好会をつくり活動しました。大学も教官を調べて選びましたが、受験に失敗して自宅浪人したり、大学院で登学できなくなったりと紆余曲折の末、現在に至ります。

 2010.8現在、大学の教養課程の教育と、新設の自然科学科での専門教育(理科教員・学芸員養成)を主な仕事にしています。過去には私立中高の非常勤講師、日雇いの地質調査技師、博物館の展示監修・構成、CG監修、こども向け科学番組の監修、webサイトのコンテンツ制作などをしていました。

 大陸地殻の進化の問題に興味を持ち、野外地質学を基礎にした岩石学とテクトニクスを専攻しています。マグマや変成火山岩、変成堆積岩を扱って、大陸地殻の分裂の痕跡を読みとることに興味があります。また、地質現象を大きく見て、そのマスバランスをきちんと評価し、個々の現象の正しい意味づけを考えたいと思っています。

 地球史関係では、特に先カンブリア代初期の縞状鉄鉱の意味することにこだわっています。

 2001年4月から、武蔵工業大学工学部で都市基盤工学科(土木工学科)、建築学科の地学の講義を担当。2002年4月から化学実験の担当が加わり、2003年4月から専任講師。2007年4月より新設の知識工学部に所属変更。2008年4月より准教授。2009年4月、新設の自然科学科に移籍。
 2001年2月から、5年間ボランティアだった東京大学教養学部の自然科学博物館のキュレーティングに関して、非常勤で雇用される形になりました。(2006年3月まで。)
 2007年2月から、放送大学非常勤講師。(面接授業担当・地球科学実習など)2008,2010年及び2011年4月〜9月、東京学芸大学非常勤講師(地学概論)。2013年4月〜2014年3月、東京大学非常勤講師(野外巡検II、地球惑星環境学実習)

 2012.6.15発行の小学館の図鑑NEO「岩石・鉱物・化石」の企画・執筆分担(岩石)。

 2003年放送の、NHK教育TV・デジタル教材「南極」の原案の企画、番組監修。webサイト・ビデオクリップ監修。NHK「映像科学館」部分的に制作協力。

 2001年3月から、フィジー共和国での石灰岩採掘の予備調査に協力。日雇い地質調査技師。山師になるのは小さい頃からの夢でした。

 2000年9月-2001年5月に、NHKジュニアスペシャルのwebサイト・コンテンツ制作。用語集(「人体」分の5回を除く)、あらすじの執筆。

 2000年4月-2001年3月、佐久市子ども未来館の展示制作に協力。展示監修、説明文執筆、標本収集、CG監修。

 2003年4月からの新課程高校教科書「理科総合B」(三省堂)の分担執筆。特に地球史部分。

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 1993年4月から、2001年3月まで私立巣鴨中学校・高等学校で理科・地学の非常勤講師。中学理科、高校地学IA、地学IB、化学IBを担当。中高生の野外実習をかなり自由に実施させてもらいました。

 1995年から、niftyserve(@nifty) fkyoikus mes5 【理科の部屋】に参加しました。理科の先生に限らず、 たくさんの方々との出会いがあって有意義でした。また、調査の際にも地元の先生方に便宜をはかっていただきました。 このHPを作成するきっかけともなりました。

 1998年、NHKジュニアスペシャルの制作をお手伝いすることになり、 「地球大紀行」「生命」等で扱った、地球科学の広い範囲をあらためて勉強し直すことになりました。 また、神奈川県教育センターで「砂の科学」という研修講座 を担当することになり、全国の方々の協力を得ながら、細々と共同研究を進めています。(砂つぶの地球科学


かたくりの花。小国町にて。1996.5.4撮影

履歴書 


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