フィジー・ビチレブ島・シンガトカ川中流の地質 その1

2001.3.10-17



 中新世中期の火山砕屑岩と石灰岩  その2  その3

 丘陵と低地が広がるSingatoka River中流の調査地北側の様子。

 Singatoka川。水位はあまり高くないとき。上流でスコールがあると、水位は1-2m上昇する。

 砂利道。道路状況はあまり良くない。こんな道でもバスが通る。

 川の右岸。乾期に乾燥するためか、谷間だけに樹木が見られ、斜面は草原になっていることが多い。。

 ガリマーレ(クァリマレ)石灰岩。巨大な岩壁を作っている。中新世中期の礁成石灰岩だが、側方は石灰質砂岩などに漸移しつつ、10kmほどで露出がわからなくなる。内部構造は複雑で、たぶん50mほどの厚みの石灰岩が褶曲で折り畳まれて、そこが突出している。

 スコールの雨水が道を削る。数日の間にえぐれて深い溝になってしまった。



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2001.3.19 H.Hagiya