地学概論(第4回)http://www.h-hagiya.com/gakugei/

2008.5.20 萩谷 宏

 

惑星科学−月面探査 補足

“ジャイアント・インパクトは何をもたらしたのか”

*地球大紀行DVD特典映像#1「衝突の贈り物」

 

 

地球上の大気の変遷

 特に酸素濃度増大と生物進化の関係

 

最古の化石 約35億年前の原核生物の微化石

 

縞状鉄鉱層の存在:光合成による酸素放出の生物活動を暗示

 38〜16億年前の海洋に、酸素の多い部分と少ない部分が存在

 酸素が少ない…鉄がFe2+として溶解 酸素が多い…Fe3+(不溶)

 

陸成層に赤色土壌(Fe3+)の形成:24〜22億年前

 大気・海洋中の酸素増大の傾向

 

真核生物の出現:27-24億年前と推定 “グリパニア”(緑藻)

 

11億年前…多細胞生物の痕跡(生痕化石)

8〜6億年前 全球凍結事件

6億年前 有性生殖の開始(エディアカラ動物群)

5.4億年前、殻を持つ生物の出現“カンブリア紀の生物爆発”

 

5.2〜5.3億年前:バージェス頁岩の化石

 多くの分類群の動物が一気に進化、適応放散した証拠

 

現在の脊椎動物につながる生物も存在:

 ハイコウイクチス(初期の魚類)/ピカイア(脊索動物)