地学概論(第9回)http://www.h-hagiya.com/gakugei/
2008.7.1 萩谷 宏
 
大地は動く ―地球の熱対流と地表の諸現象
 
 
地球は密度成層 …前回
 密度成層が崩れるとき → 対流の発生
 
地球はマントル対流を起こしている
 対流の表面・・・冷えている(地殻+マントル上層)ので固化
       (リソスフェア…litho(岩石)+sphere(圏))
 内部、温度が高く、やわらかい(アセノスフェア、1100℃以上)
 
表面の動きが「プレート・テクトニクス」
 
対流の境界でのおしあいへしあい→変形
地殻の厚みを増す、あるいは大陸の衝突(例:ヒマラヤ)
活断層の形成、変形の進行(GPSデータで予測する日本列島の変形)
 
地球の熱輸送のあらわれ = プレート運動
災害だけでなく、大地をつくるはたらきがある
 
プレートテクトニクス・・・定常状態での対流の姿
突発的な現象、例えば大陸分裂を引き起こす原因は何か?
 ・・・プルーム・テクトニクスの考え
 
地震波で地球内部を見る→地震波トモグラフィー
・地球内部には高温部分と低温部分がある。
沈み込んだプレートがマントルの上部下部の境界に滞留・・・あるところで落下、上昇流を引き起こす
 →大陸の分裂の引き金になる