地学概論(第8回)http://www.h-hagiya.com/gakugei/
2010.6.15 萩谷 宏
大地をつくるマグマ
回覧標本
1)石鉄隕石(パラサイト):小惑星内部の核-マントル境界部分
2)マントルのかんらん岩(捕獲岩)と玄武岩(米国アリゾナ州)
地球は密度成層
重いもの(密度大)は内側
軽いもの(密度小)は外側
注)火山活動もマグマの密度が重要。
マグマ=固相(結晶)+液相(マグマ)+気相(火山ガス)
・・・3相が共存。密度は火山ガスの発泡で減少する。
1)熱対流(マントル対流)海嶺で浮上、海溝で沈降
2)内部に軽いものが生じる→浮上、地殻をつくる
マグマに入りやすい成分が地殻をつくる
“部分融解”・・・マントルと地殻の組成の違いをつくる
火山活動の起きるところ
地球内部から高温の物質が上昇:海嶺、ホットスポット
沈み込むプレート上面からマントルへの水の供給:沈み込み帯
…日本の火山が爆発的な理由/火山フロントの成立の理由
地球の大気への影響
例:白亜紀の温暖な気候と大陸分裂の火山活動
参考・グスコーブドリの伝記(宮沢賢治)
火山の噴火活動−マグマの組成、揮発性物質の量
火山の形態と噴火形式の関係
起こりうる災害を予測すること − 防災の第一歩では?