出席カードに書き込まれた、質問と意見(要約)に対する回答(12/11火曜2限)
(後氷期の人類−自然システムに与えた影響)
(講師による補足)
#古代文明の廃墟を見て、その土地に栄えた文明が滅びたことは確かだが、そこに住んでいた人々が滅びたとは限らないので、注意して欲しい。人間は、ひんぱんに移住する生物でもある。条件が悪くなれば、多くの人々が移り住み、そして残された都市はさらに荒廃していくことになる。
問題は、現代の我々にとって、環境条件が悪くなったからといって移り住むべき新しい土地は、もはや地球上のどこにも存在しないということだ。だからこそ、われわれは自分の住む土地の環境保全を真剣に考えなくてはならない。
文明のゆくえ(「地球大紀行#12」を部分視聴)
*ローマのくちた神殿の映像を見て、物理的恒久性をめざした建築は、そのバックにある政治や権力が失われると人間の生活は消えた。ピラミッド、ギリシャ神殿…。一方、式年遷宮というプログラムの伊勢神宮は20年ごとに隣のストック敷地に建て替えられ、常に新しく、くちていかない。人間の寿命は長くて120年。限りある生物が考えた恒久性は、建築にゆだねられたが、その建築も不老長寿がうまくいくとは限らない。滅びた生物同様、建築も参考になる事象が多いと思う。
どうだろう。物理的恒久性を考慮に入れるのは、墳墓とか、ピラミッドのようなものならわかるのですが、通常の建築において、そこまで意識していたのかな。たまたま、材料が石材だったから保存されやすかっただけということはないでしょうか。
*海洋貿易中心都市が、沿岸部への土砂流入により本来の機能がマヒして崩壊したということは理解できたのですが、文明の崩壊理由は他にどんなことがあるのでしょうか。
メソポタミアでも、周辺地域の砂漠化が大きな要因となったようです。その他、戦争による荒廃、気候変動などもあると思います。
*古代都市エフェソスの話がとても印象に残った。こんな大昔にも今で言う環境問題があったなんて思わなかった。今となっては古代文明の美しい遺跡しか残ってなくて、逆にさみしくなった。すごい考えさせられた。
そうですね。逆に考えると、遺跡が残るだけ、幸運だったのかもしれない。多くの文明は跡形もなく消え去っているかもしれない、などと思います。
*「文明」って微妙なものだ…と感じた。なくてはダメ←→進みすぎると恐い??
我々は、ブレーキをかけることができるでしょうか。文明の進む方向を、知恵を持ってコントロールしていかないといけないのかもしれませんね。
*人類の文明が発達するのは考えものですね。便利にはなるだろうけど、人はなまけるだろうし、自分たちの住んでいる地球までむしばんでいるなんて、どうしたらいいんでしょうね。
どうしたらいいんでしょう。僕もすぐに答えを思いつかない。ただひとつ言えるのは、あきらめず、その答えを探し続けなくてはいけない、ということではないでしょうか。あきらめたら、何も得られない。
*文明の中心が移動するときに少しでも植林をしていたら、砂漠化が少し違っていたかもしれないと思いました。土地があるということで、先に進むことしか考えていなかった人間の愚かさというものを思い知らされた気がします。
歴史を学ぶというのは、過去の失敗や成功から学ぶ、ということでもあるはずで、文明は過去の歴史から学ぶことが必要なのかもしれません。そういう意味では、地質学も人類に対して重要な役割を果たしうると思います。
*エフェソスがなぜ崩壊したのかはわかったが、流出する土壌に合わせて人類はなぜ移動しなかったのだろう。文明をきづいた知能があれば、みすみすほろんでいくこともなかったのに。
移動したと思います。エフェソスの荒廃は、何世紀もかかって進行したのではないかと思います。
*昔の人々も今以上に自然から産物を得て生活していたことに、今も昔もさほど変わらないことがわかった。
昔よりは、農耕や牧畜の効率が高くなって、より多くの人口を支えられるようになっているとは思いますが、確かに基本的なしくみは共通でしょう。
*古代文明の建物は、見るたびに神秘的なものを感じます。エフェソスの歴史を見て思ったことは、やはり人間と自然が共存していくということは難しいことなのだと思いました。
難しいですね。都市ができるということは、その人口を支えるだけの農産物を供給することでもあるわけですから、非常に広い範囲に影響を及ぼすことになるのでしょう。
*昔の人たちは、機械もないのにとても高い文明を持っていたことにおどろかされた。
そうですね。ここでは文明のありようを詳しく紹介することはできませんが、例えば火山灰に埋もれたポンペイの町の遺跡を見ると、紀元前のローマの町が、非常に文化程度が高かった様子がうかがわれます。
*人間は昔から周りの生態系や自然を破壊し滅ぼしていたんだと思い、人はひどい生き物だと思った。
ひどい、という価値判断を持ち込むのは、ちょっと抵抗がありますが、でも、周囲の自然を改変してきたことは確かですね。
*古代文明にすごい興味があるので、メソポタミア(地中海?)文明のVTRは大感動でした。
場所による違いがあるので、もっといろいろな場所を紹介できればいいのですが。
使い捨てないでうまくやっていく方法があるはずです。それを探し、実現しなくてはいけないでしょう。それにも長い時間がかかるかもしれませんが。
仮説の部分はあると思います。よく調べると、また解釈は変わってくるかもしれない。でも、大まかな筋道はたぶん変わらないでしょう。というのは、他にも同様に放棄された都市の例がありますので。
人間の活動により、人間にとって都合の良い自然が減ったから、都市文明が終焉を迎えたのであって、人が変えてしまったとはいえ、岩山も砂漠も、自然といえば自然なのだと思いませんか。
そうですね。楽ということもありますが、人工増加に対して、いかに食糧を安定供給するかということも大事です。そうすると必然的に、採集・狩猟よりも、農耕・牧畜が中心になる。あるいは、実際は逆のプロセスかもしれませんが。「自然を守る」とは、どういう自然を守ることなのでしょうね。
広大さがわかりますか。僕は広大だとは思わなかったのですが、何をもって広大だと感じたのでしょう?
まあ、無限に継続はできないと思いますが。有限性を意識すれば、都市や周辺領域の自然環境の保持に意識が向くのではないかと思います。
文明がなくなった状態をどのように想定するかですね。石器時代に戻るのか。あるいは、人口の集中がなくなるというイメージでしょうか。どう思いますか?
それはそうだと思います。毎日の生活で、どれだけの負荷を自然環境に与えているか、よく石油に換算した計算が示されていますが、食物もすごいですしね。
まあ、罪悪感を持つ必要はどうかと思いますが、自覚は必要だと思います。
ううむ。でも、生存のためには仕方がないという部分もあるのでは。豊かさを求めることは、悪いこととはいいきれない部分もあると思います。
森林伐採
*森林の豊かな日本は幸せだが、なのになぜ外国の木々を切ってしまうのだろう。少し悲しい。
外国から輸入した方が安いからですね。安いから買う、というのは、もしかすると考えものなのかもしれない。林業がほとんど成立しなくなっている日本の現状を見ると、自国の産業を維持し保存するために、戦略的に産業のあり方を考える必要があると思います。
*「世界の砂漠化を進めているのは日本」というのは間違いないですね。あらためてライフスタイルを考える必要はありますね。
そうですね。
*建築でも多くの木を利用しているから他国の環境破壊していることは大問題である。廃材をそのまま処分するのではなく再利用する努力が必要であると感じた。
はい。いろいろ、できることはあると思います。よく考え、調べ、そして頑張ってください。
*日本が森林の維持をするのに比較的適している地域だというのに驚いた。
森林が維持できた理由を考えてみると面白いと思います。
*人類がどこかに住み、そこの森林を切りとって、それが原因で砂漠になってしまうのは、なんか悲しいことだと思いました。
そうですね。古代遺跡が廃墟になっていることの寂しさは、人間の遺産が後世に伝わらないことが悲しいのかな、と僕も思いました。ヨーロッパはルネサンス期まで、中世の暗黒時代を引きずっていたわけですね。
花粉分析
*花粉だけで、何千年も前のことを知ることができるというのに驚きました。
*地層にある花粉でその時代のことがわかるのはすごい。
*花粉を分析することで当時の地形などがわかるのがすごいと思った。
地形がわかるのかな。植生はわかりますが、どうして地形がわかるのですか?
*花粉が手がかりとなり、その時の状況がわかるのはすごいと思いました。花粉が腐らないというのは知りませんでした。
*花粉から昔の気候、人の生活がわかるというのに驚いた。
*花粉ひとつで昔のその土地がどのようだったかわかってしまうのがスゴイと思いました。
ひとつではなく、たくさん調べて、その割合から判断します。
*花粉ってくさらないんですね。知りませんでした。
花粉が腐らないというのは、花粉の殻の部分が丈夫で残りやすいということで、中身は分解してなくなっています。
氷期の絶滅動物(ジュニアスペシャル#38)
*氷期に存在する生物は今では考えられないくらい大きなラクダや、マンモスがいて、驚きました。縄文時代の集落の映像を見て、あの時代にあれだけ大きな建物もつくることができ、とても豊かな暮らしをしていたんだなと思いました。今回のVTRは、遺跡など、建築物などにも、見ていてとても興味が持てました。
遺跡では、柱のあとなど、地面のところだけが保存されるので、CGの建物は想像です。ですから、大きな柱の建物など、どのような建築物だったかは議論があり、本当のところはよくわかりません。その点注意してください。
*もしクローン技術でマンモスが再生されるのであれば是非見てみたい。縄文時代の人々は今よりはるかに物の少ない状況の中であれだけ長い文明を築き上げたのだから、素晴らしい知恵と技術を持っていたのだろう。現代は物があふれ、それゆえ大切なものを見落としているように思う。どちらが恵まれているのか考えさせられる。
そうですね。本当の豊かさというのは何か、考えさせられます。
*氷結マンモスは僕らが見ることはできますか? 凍っているのをとかしたとして、生きている細胞は見つかるのでしょうか。クローンをつくるのに、どういう細胞がどういう条件で要るのかはわからないのですが、生きているマンモスはみてみたいです。(食べませんよ)
氷づけマンモスは、たしかロシアの博物館で見学できたと思います。
*マンモスを復活させて欲しい。興味本位でこんなことを書くのはよくないかもしれないが、絶対見たいです。
遺伝子工学の発達は早いですから、我々が生きているうちに見ることができるかもしれませんね。
*マンモスが土の中に凍っている姿を見ておどろいた。ごろっと出てくるんですね。それにしても人間が絶滅の危機にさらしてしまったのは残念です。
*大型哺乳類の絶滅の原因を特定したいと思った。それによっていろいろと見えてくるものがありそうな気がした。
非常に重要な研究テーマだと思います。問題は、検証が難しいことです。
*サーベルタイガーって最強の哺乳類ってきいたんですけど、本当っスか?
「最強」の基準は、どういうものですか? 噛む力ですか? 狩猟能力ですか? よくわからないのですが、いずれにせよ、たぶん違うと思いますけど。
*あんなに大きいマンモスは、ヤリがささっただけで、すぐ死んでしまうのですか?ヤリはマンモスの体内の深いところまで入るってことですよね。骨の間に石器が入っただけで、マンモスには影響があるんですね。大きい動物は生命力も強そうってイメージがあります。
ヤリの穂先が骨に刺さっているとしたら、分厚い毛皮を突き抜け、血管や内臓を貫通して骨に達しているわけですよね。人間で考えても、致命傷になりうるのではないでしょうか? むしろ、それだけの力でヤリを飛ばしたり、突き刺したりすることがすごいと思います。
*昔の人がマンモスを食べて絶滅させたなら、いつか私たちも豚とか牛とか鳥とか絶滅させるんですかねー。
昔の人は、マンモスを飼育したり、放牧していたのでしょうか?
*マンモスの体長はどのくらいなんですか。もし氷期がなければ地球に生きていた生物は大きく違っていたかも。
体長はわかりませんが、体高は最大4.2mだそうです。アフリカゾウと同じか、少し大きい。マンモスは氷期の環境条件に適応した生物と考えられていますので、氷期がなければ少なくともマンモスは出現しなかったでしょう。
*何かが滅ばないと何かが進化しないというのが印象的でした。
まあ、一対一で対応しているわけではないのですが、グループとしてみるとそういう部分はあります。
*1万年ほど前にタイムスリップしてみたいです。ちょっと恐いけど、マンモスなど、全滅(絶滅)した大型哺乳類と生活してみたいです。特に、巨大なラクダに会いたいです。マンモスの肉も食べてみたい。実は今の時代より、楽しいかもしれないし。マンモスが全滅した理由が人間のせいだったなんて、ショックです。ごめんなさい。先生は、マンモスが今の時代に生きることに反対なようですが、私はマンモスにもう一度生き返ってほしいです。ただし、人間が肉を食べたりしなければの話ですが。
マンモスの“復活”について、全面的に賛成できないのは、多分に心情的な理由なのですが…そうやって復活したマンモスの気持ちになってみると、すごく寂しいのじゃないかなあ、と。人間は、そこまで神の領域に踏み込んでいいのか、躊躇します。科学でいのちを扱うことには慎重であるべきだと思っています。
*アメリカ大陸にモンゴロイドが移動していったことにとても驚いた。
*原人というと黄色人種ばかりイメージしてしまうけど白人もいたんですよね?
原人というのは、ホモ・エレクトスですね? 原人段階では人種があったかどうか、少なくとも、白人とか黄色人種という分類が成立しないと思います。新人(化石現生人類)では、ある程度わかっていますが。
*マンモスの肉食べてみたい。
*昔の生物はみな巨大だったみたい。
現代の生物より大きなものがいろいろいますが、すべてが大きかったわけではないと思います。
縄文時代の生活(ジュニアスペシャル#38)
*タイが1mもあったというのは驚いた。他の生物も昔は大きかったのか?
現在は、漁業によって大きくなる前に捕られてしまったり、エサが少なくなったりして、なかなか大物はいないのですが、人間による捕食が少なければ、大きく成長できたということなのでしょう。いまでも、漁獲が禁止されているところでは、魚がたくさんいたり、大きかったりするようですし。
*気温が2度上がると、海面も?m高くなるのには驚いた。
氷床の融解による海水の増加だけでなく、海水の熱膨張で、1mから2mくらい、海面が高くなるそうです。
*縄文時代、なぜクリの木がいっぱいあったのですか?
要するに、クリ畑をつくっていたらしい、ということです。
*魚の遺跡(遺物)は家の中から出たのですか?
ゴミ捨て場です。貝塚もそうですが、ゴミ捨て場は情報の宝庫です。探偵でもそうですね。
*縄文人は外で生活をしていたと聞いたことがある。
外というのは何を指しますか? 住居跡はたくさん見つかっていますが。
そうですね。僕たちは、生活のための知恵をたくさん置き捨ててしまっているのでしょうね。火もおこせないし、狩りもできない。皮をなめしたり、釣り針をつくったり、食べられる植物を選んだり。でも、縄文時代でも伝承としての文化があったと思います。無から有をつくる苦しさはよくわかります。
*縄文時代の人々は、現代の人類より、心、食料などいろいろな面で豊富だったと思う。
どちらがいいとは一概に言えませんが、基本的には同じ人間ということですよね。少なくとも、原始人感覚で見るのは正しくないだろうということで。現在も、縄文人に近い生活条件で暮らしている人々はいるわけですし。
気候変動
*温暖期と中間期と寒冷期で、堆積する地層が異なるというのがおもしろかった。
十三湖のように、ああいう微妙な堆積物の変化で気候条件の変化が復元できるところは珍しいかもしれません。湖の地層というのは、堆積が連続し、乱されにくいので、非常に便利な過去の記録になることがあります。
*これから突然気候が変化することはありますか?
あると思います。ただし、突然というよりたぶん10年単位くらいで変化するでしょう。
*環境の変化っておそろしいなあと思いました。
現代の我々は、比較的対応できると思いますが、食料生産への影響が心配です。
*氷期というのはもう二度と来ないのですか? もし来たら、やっぱりみんな死にますか?
*また氷期が来るんですか?
氷期は再びくる可能性があります。というより、南極などに氷床があるというのは、地球史的な長い事件スケールで見れば、現在も氷期のまっただ中と解釈することができます。
*やはり人類の文化は地球の上に成立している、と思った。もし平均気温が1℃変わっても人間の生活は変わるでしょうね。
すでに1℃上昇しているのですが、世界のあちこちで影響が出ているようですね。
*安定した気候と文明とに関係がある、と考えたことがなかったので、おもしろかった。
それゆえに、文明は結構もろい、という認識が広まっています。
砂漠(世界の砂漠…完成版)
*海の近くで水があるのに、どうして砂漠になっちゃうんですか。あと、海が荒れて海の水が砂漠の方まで侵入したらどうなりますか?
海があっても、雨が降らなければ砂漠になります。寒流の場合、表面温度の低さのために水の蒸発が少ないことが雨を降らせにくい原因だと思います。海の水が砂漠に侵入すれば、そこが海になるだけですが…。
といいますか、砂漠の砂が風下の海を埋め立てて砂漠が拡大しているというのが、サハラ西部・海岸の砂丘地帯の現状だと思います。
違います。以前のプリントを読んでください。簡単にいえば、風で運ばれた粒子(砂漠)と、河川や沿岸流の水で運ばれた粒子(砂浜)の違いです。形態、粒子サイズ、風化の度合い、鉱物の種類などでかなり区別できます。
すごいですね。
タバコの火で600℃あるそうです。映像で赤く燃えているところは、それくらいの温度になるのでしょう。
バンクシアは、かなり特殊な植物だと思いますが、進化の不思議さを感じますね。
面目ない。申し訳ない。まあ、僕が小心者なのもいけないのですけど。
羊って、どこにいましたか?? ヤギならエフェソスのところで出ましたが。
日本全国に届いていますよ。春先の黄砂現象です。東京でも空が黄色くなることがあります。
最近は地下深くの岩石の隙間でも生物が見つかっていますからね。…たぶん、高温のマグマの中にはいないでしょう。それから、大気の上層、成層圏より上かな。君はどういう場所があると思いますか?
不思議なんですよね。ぜひ追求してみたいことだと思います。
*ル・コルビジェの輝ける都市のように環境にやさしい都市というのは、建築物はすべて超高層にして、その周りを緑地にするという考え方がありますが、地学的にはどうなのですか? 個人的には超高層反対ですが。
どうでしょう。少なくともビル風が吹きまくりそうですね。日照はどうかな。それと、人間にやさしいのかなあ?
*ギリシャとかの建築はけっこう好きです。ああいう偉大な古代遺跡を見ると、昔の文化はすごいなと思う。ムー大陸とか、空中庭園とかも本当にあったのではないかという気がしてしまう。
個人的には、ムー大陸は勘弁して欲しいですけどね。ほとんど根拠がないですから。第二次大戦前に中国にいた宣教師の書いた本が元になっています。僕にいわせれば妄想です。
その他
森林が草原になると、土壌の保持力が弱くなり、長い時間をかけて雨によって流されてしまう、ということ。
*「人類の増加がくい止められたのは戦争があったから」という話ですが、中国が今そのことについて最も考えなければなりませんよね。でも戦争はやはり反対です!!!
戦争を奨励しているわけではありません。歴史的には、戦争の他、伝染病などが人口の増加を阻んでいたという事実はあります。医療の普及による、乳幼児死亡率の低下が人口爆発の非常に大きな要因ですが、これは途上国の貧困の解決が重要だと考えられています。
*戦争によって人口の増大を少し調節しているというのは聞いたことがある。しかし現代の機会の進歩により、人を大量に投入しなくても戦争ができるので、これから人口の増大は上がるばかりだろう。
人口をコントロールする要因は、一筋縄ではいかないようです。どうでしょうね。
*人類は必ず滅びる。確かにと思った。人類を絶滅させるのは宇宙の誰かかも(太陽とか…)しれない。ここで私が感じたのは、今の自然破壊はしかたないのかと思った。かなしくなるよりも人間としてやってしまったことは認めて改善することにもっと自分の気持ちを持っていこうと思った。
*人類が必ずほろぶと思うと、ちょっと怖いです。
論理的に考えれば、滅ばないと考える根拠はないというだけのことで、今すぐどうこうという問題ではありません。でも、そう考えることが、滅ばないためにはどうするか、ということに知恵を絞るきっかっけになればいいと思っています。
*今、TV「鉄腕DASH」で化石の発掘をしているんですが、すごく簡単に見つかっているんですが、化石って、ごろごろその辺にあるんですか?
場所によります。化石が出る条件の整ったところがたまにあって、そういう場所ではごろごろ出ます。そういう場所を新たに見つけるのはなかなか難しい。その番組は、いわきでロケしているのかな。いわきはとてもたくさん化石が出るところです。
*何とも言えない内容であった。萩谷先生らしくないといえばないかなと感じた。
それはネガティブなことをたくさん紹介したからですか? ネガティブなことも、きちんと目を向けてもらうのが大事だと思っていますし、それが僕の義務でもあると感じています。
*建築学科であるが、この頃地学の授業がむっちゃおもろい。授業の構成のよさに今さらながら感動!
どこが面白いのですか。人間生活に関わるところを扱って欲しいということですか。自然そのものの論理をきちんと学ぶことと、人類の問題やその解決に関わる応用の部分と、両方が大事だと思っています。
*映像の時間が多くて、せっかく板書してくださったのに、書けませんでした。できれば時間をください。人が多くてあまり見えないので。
気をつけます。ごめんなさい。
*興味を持てた。おもしろかった。
*砂漠のいろんな種類や、大陸での大型哺乳類の絶滅などとても興味が持てました。
*先生のコメントしたビデオの続きがみたいです。
次回見せます。
*3102カラットのダイヤ☆見たかったです。(見てみたい同様1通)
*3200カラットを見てみたい。触ってみたい。
僕も見てみたかったのですが、カットされちゃったですからね。将来見つかるかな。
*太陽の民アステカは、太陽を利用した道具をつくったのですか?
僕にはわかりません。
*昔のゴキブリは本当に3メートルあった。
30cmの誤りでは?
*寝てしまって申し訳ない
次回はぜひ起きていてください。
*今日はVTRが多くて、教室も暖かくて、途中いい気持ちで寝てしまったけれど、人類の話は、自分たちの未来のことだから、いろいろ学べて勉強になった。地学は範囲が大きいと思った。
人類の話をするためにも、地学の基礎が必要なのです。それをわかってもらえたのなら、よかったです。
*今度のレポートって何について書けばよいですか? 冬休み中書いてみようと思うのですが…。
レポートのテーマを決めるのも大事な作業です。自分の頭を使って考えてください。先生に指示されないと何もできないのでは困ります。大学生なのですから。
*メタボリズム→「メタボリズム」(鹿島出版社)八束はじめ
文献紹介ありがとうございます。探して、読んでみます。