出席カードに書き込まれた、質問と意見(要約)に対する回答(1/15火曜2限)

(第四紀の地質−地盤のなりたち)

(ジュニアスペシャル#15「地球と共に歩んで」VTR2以降を視聴。)

 

 人間と自然との関わり・文明論のまとめとして、前期に時間がなくて省略した、濱田博士のメッセージを最初に視聴してもらいました。武蔵野台地のなりたちを、東急線沿線の地質断面図などを使って紹介し、関東平野、あるいは日本列島の地学的な位置を再確認しました。また、日本の地学的な正確と、災害の種類との関係をまとめ、活断層関係の資料を回覧しました。

 

*まわってきた紙は白紙でした。とりあえず、いつも通り要約と感想を書いておきます。

人間が発展する前に、必ず困難に面してきたことは歴史を見ればわかる。戦争、天変地異、流行病、絶滅するきっかけは常にあるし、今現在もある。しかし、団結して困難を解決することで乗り越えてきた。地球環境問題、エイズをはじめとする不治の病、資源枯渇、環境ホルモン、これらは旧世代の観念である民族や宗教といったグルーピングで対応できる問題ではない。逆に考えれば、グローバル化は新しい世代へ移行するための人間への試練なのかもしれない。アニメが好きな私、アニメの内容も人間としての団結を訴える内容が近年多くなった気がする。「風の谷のナウシカ」は腐海という有毒金の恐怖が争いを生みながらも和平への道を最終的には選ぶ物語。「Blue GENDER」は生物を凶暴化させる細胞内組織がウイルス的に人間を恐怖におとしめる未来を描いた。「スプリガン」でも地球の気候変動装置がテロリストにわたり、海面が変動する恐怖が描かれている。「青の6号」では、科学者のテロ行為により、極地の氷を溶かし、生物を遺伝子組み換えして人間をおそう話。

いずれの物語も国や性別・肌の色・民俗・宗教という枠を越えたスケールでアニメ化されている。オススメなので先生も見てください。

 全体を通して興味深い内容で楽しかった。満足度は2兆でよろしく。先生ガンバレ。

#そんなに満足度をいただくと恐縮します。教えていただいたアニメ作品、なるべく見るようにします。そうですね、得体の知れない恐怖をあおらぬよう、何が問題なのかを常に明らかにしていきたい、そういう授業をつくっていきたいと思っています。励ましありがとう。お互いに頑張りましょう。

 

*「地球だけが地球をなおせる」(by VTR)と言っていたのがとても印象的でした。消費型社会から循環型社会へみなが協力してできたら、これから先いくらか良くなると信じたいです。半年間ありがとうございました。

#できることをやろう、というのが濱田さんのメッセージだと思います。こちらこそありがとう。

 

*地球環境に対する考え方で確かに人間が存在している時点で破壊しているように思えた。

#それを自覚した上で、僕たちに何ができるか、考えていきたいですね。

 

*全体的に見て1年の時に受講していた地学(1)(違う先生)よりも興味深い内容だった。地球規模の歴史を振り返ることができて良かった。

#地球の歴史は、工学部の授業でも、地球人の常識として扱う価値がありますね。来年の講義にも生かしたいと思います。

 

*他の講義に比べて、配布物、回覧物などが有意義なものだったと思います。

#いくつか心残りがあるので、来年度までに、もっと面白く、興味のわくものを探しておきたいと思います。

 

*最後の授業が、身近のことでとても楽しかった。

#そういっていただけてよかったです。

 

*日本は4つの異なるプレートが重なるめずらしい地域であり、多震国家である。でも、プレートの移動で日本の大陸(地殻)が隆起して、日本列島が形成された。

 

*授業中に回ってきた参考書で大分(別府)の地震についてがあった。1975年以前に大きな地震があり、僕が生まれる前のことばかりだった。

#そうですね。内陸の地震活動は集中して起きることが多いですから、そうなりますかね。でも、散発的にもあの辺りは地震が起きているはずです。

 

*まとめると人間個人が地球の基礎的なこと、暮らすのに必要なものを勉強し、それを意識して地球の復活のきっかけをつくっていかなければならないと思った。

#復活というのかどうかわかりませんが、いま生きている我々には、責任があるということを自覚して欲しいということです。何が起きているか把握し、どうするのか判断し行動する責任がある。

 

*本当に毎回博士は良い事を述べるなあと思いました。(話し方は嫌いだけど…)またさくらちゃんは僕たちに代わって単純な問いかけをしてくれるなあと今日つくづく感じた。まあ余談はそのくらいにして。

 地球(神)は人間以外の動植物を気温の安定によって創造しようとしたのだろう。あくまでも私見ではあるが、人間は食物連鎖をくずす動物だからである。それにおいて、人間は間違って生成されてきてしまったのだと思う。それは「人間は意志を持ったが故に、生きることが罪である」ということばから裏づけられるのではないだろうか。だが事実人間が存在してしまったことは素直に受けとめるしかない。とすると、これ以上地球を痛めつけてはいけないと僕も思う。さくらちゃん曰く「私にも何かできるかもしれない」僕もこの意見には大賛成だ。他の人間がどう思うか分からない。だけど僕だけでも地球を労っていこう。

#人間とは、どんな生き物なのでしょうね。人間が存在することが間違いだとは思いませんが、対決ではなく調和の道を探して行かねばいけないと思います。日本人は、いわば自然に甘えて生きてきたわけで、それでそこそこうまくやってきた歴史があります。その点、これからの文明のあり方を考える上では、アドバンテージがあるはずだと思っています。

 

*台地にはいろいろあるなあと感心しました。鹿児島の桜島が噴火したら地面の下はやはり変化しているのですか?よく地面は揺れたりしますけど。

#地面が揺れるときは、必ず地下で岩石の破壊が起こっていると考えていいでしょう。どういう破壊かというのは、マグマだまりの周辺で岩石が割れるとか、マグマの通路が開くとか、いろいろあるのでしょうけれど。噴火というのは、その規模にもよりますが、地表近くの現象で、火山のマグマ全体から見るとごく小さな現象なのかもしれません。世の中では、マグマの冷えて固まったものは、表面に出た火山岩よりも地下深くで固結した深成岩の方が圧倒的に多いようですし。

 

*大学近くの地形だけでなく、自分の家の近くもどうなっているか知りたくなりました。1年間ありがとうございました。先生の熱いお話が聴けなくなるなんて、残念です。

#僕はまだ生きていますので、いつでも話を聞けますよ。どうしてもわからないことが出てきたり、必要があれば、利用してください。お家はどの辺ですか? 地形に関しては自主ゼミもやります。僕も面白い勉強や観察ができそうで、わくわくしています。

 

*最後の授業で遅刻となってしまい、電車にくみます。今期は先生のおかげで工学部の講義が楽しみでした。来年も履修するってのはアリですか?!

#履修はOKですし、潜るのも自由です。できれば、2度目の受講者は、授業で質問をしてほしいですけど。僕も、前年の履修者がいることを覚悟して、まったく同じ授業内容ですませないように、かつ、大事なところは押さえるように、努力してみます。

 

*環境情報から受けに来て、とてもよかったと思います。先生の授業、お世辞抜きで、楽しかったですし、ためになりました。また、来学期も、取りたいと考えています。よろしくお願いします。

#来学期は、地球史を中心に話を進めるつもりです。こちらこそよろしく。

 

*これからの人間のあり方について、人間は地球に負担をかけないように生きていくことが大切。地球を変えるのではなくて…という濱田博士のお話がとても良かった。

#人間自身のために…ということですね。地球は人間よりはるかに大きい存在であることを認めよう、という前提の上での話だったと思います。

 

*日本の陸は地殻変動が大きく、プレート境界である。関東平野と武蔵野台地の特徴について。

*先生に会えてよかったです。これから授業に出ることがなくなってさみしいですが、何かに負けそうなときに先生を思い出せば元気になれると思います。半年間ありがとうございました。いつまでもお元気で!! プリント返却とか、毎回質問に答えていただいて大変だったと思いますが、ほんとうに先生を見習いたいです。

#うれしいですね。そう書かれると、僕が負けてしまうわけにはいきませんね。お互い、元気に頑張っていきましょう。

 

*「地学」という授業だったけれど、地学という分野以外のことも、先生のお話から学べた気がします。授業は後期とった授業の中で一番おもしろく、毎週楽しみに来ていました。それは先生の地学に対する熱い思いが授業にでていたからだと思います。これからも熱い思いを授業に、そして私達生徒にぶつけていってください。半年間ありがとうございました。

#何か余計なこと話しましたっけ。地学のことを取ると、僕には何も残らないですから。初年度で手探りだった部分もあるのですが、来年からも、おもしろくなくなったと言われないよう、気をつけます。こちらこそありがとう。

 

*一年間授業を受けてみて、より一層、地質調査の実践的な手法を学んでみたいと思った。

#僕も、地質調査の方法は、高校から大学前半まで、独学の自己流でしたが、それでも後になってみるとそこそこ身に付いていたように思います。意外に、きちんと教育を受けたから身に付くものでもない気がしました。まあ、身に付いて損になるものではないので、やってみてください。

 

*自分達が毎日来ている所なのに知らないのだなあーと思いました。というか、そんなことを知ろうとしていなかったのでしょう。

#学ぶことの意義は、いままで見えなかったもの、見過ごしていたことに気づき、見えてくることですよね。

 1年を通して… 地学は高校で習わなかったので、取ってみたのですが、なかなか楽しかったです。無知だったので、わからないことも多かったのですが、VTR・標本・資料etc.でわかりました。1年間楽しかったです。どこかで会ったら声かけますね!!

#ありがとうございます。高校で取っていない人に難しく感じてしまうことがなければいいなあ、と思っていましたので、心強いです。すみませんが声をかけたときは名乗ってくださいね。きょろきょろしても悪く取らないでください。有機物の識別は苦手なんです…。

 

*私達、人間は文明をつくりあげることにより、快適な生活を得たが、その反面地球を傷つけてきたということを改めて痛感させられた。

#まあ、地球といっても傷つけたのは表面付近だけではあるのですが、生態系に関しては、大きな影響を与えてしまっていますね。そのかけがえのなさを理解することがまず大事なのかな、と思っています。

 

*今回は我々が住む大地に関して知識が少ないことを再確認しました。大地の変動は常に起きていて、講義で見たようにあんなに変化しているのに驚きました。

 私は実家が観音崎の方にたまたまあるので、自分が住んでいる土地に関してもっとくわしく知りたいと思いました。熱心な授業を1年間どうも有難うございました。

#学びのチャンスは誰にでも開かれています。ぜひ、ご自宅の周辺についても、興味を持ったら自分で調べてみてください。そういうきっかけを提供できたなら、僕の授業は意味があったのだと思います。

 

*僕たち人間は地球環境を破壊し、今それを元に戻そうと、いろいろな行動をおこしている。しかしそれは地球という大きな環境の中では、ちっぽけなものでもあるかのように感じた。結局の所、地球環境を良くするのは地球自身の力なのかもしれない。しかし、それをサポートする事は僕たち人間にもできるはずだ。

#そうですね。いろいろな活動の、その時その時に、自分がやろうとしていることが、どのような影響を及ぼすか考えることで、結果はだいぶ違ってくるはずです。また、どのような影響が起きうるのか、それをイメージできるかどうかが、地学を学んだかどうかで違ってくるものだと信じたいです。

 

*一年間どうもありがとうございました。あっというまの一年間だったと思います。地学という科目はとてもマイナーな存在であるのですが、これからもなにかメジャーになりそうもない気がすると思うととても残念な気がします。たぶんこれは日本において鉱工業の地位低下によるものだと思うのですが、地学というとすぐに岩石を連想しますが地球レベルの“環境”を考えるということで、とてもためになりました。なにかでも環境というキーワードというのはブームというか、新聞をにぎわすものであったりして言葉の重みが低い気もします。地学も地球学とか地球科学とか名前変更すればいい気もしますが問題解決には?です。宇宙分野も物理にとられて…。以上で終了です。

#たしかに、「環境」という言葉は正体不明の部分がありますね。それぞれで定義していかなくてはいけないのですが、くれぐれもその場限りの問題解決で済ませることのないよう、局所最適化の愚を積み重ねないよう、知恵を発揮して欲しいと思います。地学も地学でいいと思います。名前を変えても、実質がともなわないのでは、余計に魅力的でなくなりますし。宇宙分野は、いずれ地球科学を基礎にした岩石学・鉱物学などの出番があると思いますが、その頃、日本でそれらの分野が絶滅していなければいいのですが。

 

*1年間地学楽しかったです。自分が住んでいる場所の土地がこうなっているんだと知りたのしかった。

#来年度の自主ゼミで、実際にあちこち見て歩こうと思っています。よろしかったらどうぞ。

 

*この周りを歩いていて坂が多いことをすごく感じる。ここまでたくさん家を建てていてもどうしても地形は変えられないんだと思った。(雪が谷とか石川町とか)東京は歩いていても飽きないけれど、自転車に乗っていて坂が急なのは大変だと思う。

#東京は坂が多いですね。その坂にも、それぞれ由来があるのですが、大きな目で地形を見るのもおもしろいと思います。

 

*将来建築の仕事をしていくうえで、やはり地学の知識は必要なのだと思う。無知は罪だという話があったが、全くその通りだ。家を建てるためにはまずそこの地質を知る必要があり、大地の成り立ちを知る必要がある。また自然災害、主に地震が多発する日本で建築物を建てるわけだから地学の最低限の知識を修得することは必要不可欠である。

#そう書いてくださるとうれしいですね。みんながそう思って、学んでくれたらいいな、と思います。

 

*日本がプレート境界にあることは知っていたけど、日本の200万年後までに変形するのを見せられると、こんなに地形というものは変わるものなんだと思った。

#高度変化は水準測量である程度わかっていたのですが、水平方向の変化は、GPSが普及して初めてよくわかってきたといえます。われわれがいかに変動の激しい大地に住んでいるかを知る上では、紹介した国土地理院のデータはよい資料ですね。ただし、あれはいまの土地がこのまま200万年同じように変化すれば、どのように変形するかという単純なシミュレーションで、海だった部分が陸化する分とか、浸食や堆積が考慮されていませんし、日本の地形があのようになるという予想ではありません。

 

*土地は長い年月をかけて変化をするというが、私たちと密接に関係ある土地を分析してみると、こんな形をしていたのかなど今との違いにびっくりすることが多かったと共に、自分の知っている土地のことなので分かりやすかった。

#この部分、もっと時間を割いてできると良かったですね。1回休講にしたのがいけないのだが。ごめんなさい。

 

*先生の授業への熱意に感動しました。

#熱意かなあ。初年度だから手探りでしたし、うまくいかないところがたくさんあったと思います。他に能力を発揮する場所もなくて、僕にとってはやりがいがありました。

 

*どのようにして現在のような地球になったかについてわかった。今住んでいるところについても今までで初めて聞くこともあった。

#そういうことって、すぐ役に立つ知識ではないけれど、けっこう大事ですよね。僕はそう思います。

 

*後期おつかれさまでした。寛容な出席点評価、ありがとうございます。自分は後期からの履修でしたが、授業内容は興味のわくものが多く、前期から受けていれば、と思う部分がありました。しかし後期のみでありながら、思いとしては受講したことの意味を感じ、確認できました。ありがとうございました。

#前期は地球史関係を中心に組み立てます。潜っても構いませんが。意味があったというのはとてもうれしいです。

 

*岩断層の紹介です。(図)

#むむむ。調べてみます。

 

*(知っていて役に立つ地学)のことは、以前も聞いたと思うが、もうすっかり忘れていた。もっと身近なところに“地学”があるんだと再確認した。

#そうです。身の回りどこにでも地学はあります。君たちがそれに気づいてくれたら、そして興味を持ってくれたら、教師としてはうれしいです。

 

*プレートの移動の仕方がとてもおもしろかった。

#国土地理院のgifアニメーションですね。ああいうのを自分でも作れたらいいのですが。今年はそういうことにも挑戦しようかな。

 

*基礎を打つために地層を知ることは重要なことだと思う。固い地層をみつけるためだけでなく、建物の自重で、地層が沈み込んだりするのを予想して、構造を設計することもあるらしいというのを、他の授業で知ったので、強くそう思った。

#僕も諸君に地学を講義する上で、建築や土木の基礎というか、専門の科目を受講しておかないといけないかな、と考えました。少しずつ、勉強していこうと思います。答案紛失ごめんなさい。率直なコメント、役に立ちました。ありがとう。

 

*地球の環境はどんどん悪化しているので、建築についてもいろいろと考えていかないといけないと思った。

#現代の環境問題は一気に解決できるものではなく、小さなことの積み重ねですから、みんなが考えて、できることを少しずつやらないと改善できないと思います。建築は特に責任があると思います。期待します。

 

*何年か前、関東大震災が起こる!というのが、マスコミで大きく取り上げられたが、何も起こらないので安心していた。しかし、今日の授業で少しはなにかしておこうと思った。

 一年間、とても面白く、楽しい授業でした。自分的にはゼミか何かでもう少しディープな世界を教えて欲しいです。

#オオカミ少年になるので、不安をあおるようなマスコミの扱い方は困ると思っています。でも、注意を喚起しておくことは必要で、そのあたりのバランスが大事ですね。ディープな世界は、垣間見たければ機会はあります。どうぞ。

 

*図の説明が多かった。ゼミの話があったが、本当に本物を見て説明が聞きたいと思った。ぜったいその方がたのしいし、わかりやすい。

#僕はその道に進まなくても、地学の野外実習をやる価値はあると思っています。理解を得るのには時間がかかりますが、あきらめずに努力すれば、何事も可能になると思います。それに、大学とか何らかの組織に何かを期待してはいけない、できることは個人の責任で、個人の信頼関係の中で積み上げるべきなのだ、と思っています。

 

*やはりもっと人は「人は自然によって生かされている」ことを知るべきだと思う。欧米人は「人と自然は対等」と思っているかもしれないが、私はそうは思わない。自然があるから人は生きられる。自然がなくなったら、絶対人も滅びると思う。だから私達は自然環境を守っていかなくてはいけないと、改めて思う。一年間、地学の授業おもしろかったです。

#対等かどうかはわかりませんが、西欧合理主義の中には、自然に対してきちんと向き合ってきた伝統はあるわけで、それは評価していいと思います。我々は、きちんと自然システムを見つめてきたかどうか、そのあたりで日本的な甘えの構造があるような気がして、それを許してきたマイルドな自然環境の特性もあると思いますが、反省しなくてはいけない時期が来ている気がします。

 

*地球は昔からずっと生きていたのだなあ、と感心します。ただ住む人達が変わったり、気候が変化したりするだけでなくて、地形もだいぶ時代とともに動いてきたと思うと素晴らしいことだと思います。

#自分がいまあることを知るというのは、自分がいなかった時代に何があって、どのようにいま見ている世界が成り立ってきたのか、それを知ることと結びついているのでしょうね。

 

*地盤のなりたちをさぐることで人々がどのような土地で生活し、どのような時代を生きているのか分かることが文明の発達を感じました。

*先生から横須賀の観音崎の話がでてきましたが、行ったことのある自分としては、興味深い話でした。

#観音崎、僕も一度行ってみたいですね。先日、ロケでもっと南の剣崎に行きました。

 

*これからますます環境についても地球についてもいろいろ考えなければならない時代になると思うけど、いい加減ではなくしっかりその問題を知り、向き合って、できることをしたいです。

#うれしいコメントですね。期待しています。

 

*1年間楽しい授業でした。ありがとうございました。

#地学の勉強はこれで終わりではなくて、これが始まりですからね。実務の中で勉強することもたくさんあるでしょう。頑張ってください。

 

*最後の授業、遅刻もせず、ねないで、最後まで受けれてよかったです。

#それはよかったです。僕なりのメッセージ、受け取ってもらえましたか。

 

*やさしいテストをお願いします。

#いかがでしたかね。授業の内容には沿っていたはずですが。

 

*最後の授業っスね。お疲れ様です。先生の授業楽しかったっス。

#僕も楽しかったです。

 

*生活をするということは自然破壊につながっているんだなーと改めて実感した。「地球が地球を直す」ってなんだろう。先生のゼミとかあったらまた受けたいですネ〜。1年間ありがとうございました。きのう成人式でつかれましたー。

#成人式、そういう時代に戻りたい気がします。行かなかったけど。みなさんには、僕の歳になるまでに、いろんな可能性を試して欲しいですね。僕だってまだまだですけど。

 

*地球に対して人間は無力だ。これ名言だと思った。

#そうですね。何でもできると思わない方がいいのでしょうね。

 

*地学、外で授業っていうのも面白いかもなあ、とか思いました。授業中、石などを実際に見たりさわったりできるのもよかったです。興味がもてる授業でした。ありがとうございました。建築にも生かしてがんばります!

#成果を期待しています。

 

*人間は、ラクになろうラクになろうとして、どんどん生活を便利なものにしていきますね。しかし、ここまで来てしまうと恐いと思うことがありませんか? 豊かさのイメージを変えていく必要があると思います。

#安全で快適な生活を求める権利を制限することはできませんが、かつての石油ショック後の省エネブームに対して、様々な技術革新がなされたように、その方向に向かえば少しの我慢で可能な節約はあるはずですね。とりあえず、安全にはコストがかかるのだということを、消費生活の中で意識することが大事かも知れないと思います。

 

*おつかれさまでした。これからもがんば。(手のイラスト)

#頑張りますよ。お互いにね。

 

*テストがんばります。

#期待しています。…まあなんとかなったのでは?

 

*地学をなぜ学ぶ必要があるかわかりました。

 

*自由が丘などこの周辺の地層の地図がおもしろかったです。

#貝塚さんの本からの引用です。興味があったら、そちらをぜひ読んでください。

*授業を受けてみて地学はほんとに様々な分野についてやるのだなと思いました。地球の歴史や環境についての内容が特におもしろかったです。

#もっと話したいこと、見せたいものはあるのですが、大学の1学期の講義は短いですね。講義をつくる上で、僕も勉強しないといけないことがたくさんあることがわかりました。

 

*土地や石について、そして地球についても、いろいろと知識がついてためになりました。

#これで満足せずに、興味を持ち続けてくれたら、教えた側としてはうれしいです。

 

*平野や台地のできかたがわかった。

#我々が住んでいるところですから、ぜひわかっておいて欲しいことです。

 

*地球の活動ははるか昔からのものなので、知らないことがほとんどだと思うので、しらべるとおもしろいと思うとともに、たいへんな変化を人間が強いてきたことを痛感させられると思うと、私たちはこれから知識をため、行動してゆくべきだと思いました。

#期待しています。君たちにかかっている部分は大きいのですから。

 

*「無知は罪である」その通りだと思った。今を生きるということは大事だし、それが全てだとも思うのだが、今を生きる為には、過去を知ることも必要で、未来のことを考えるということも、また大事だ。我々が、今すべきコトは、地球という星がどんな星で、その地球の為に何ができるのかというコトを考えることだと思う。小さいコトでもいい。何かを始めたいと思った。一滴のしずくでさえ、大きな波紋を呼ぶのだから。

#そうですね。そうだろうと思います。いま何かを始めるなら、同時に、まず、よく学ぶことです。それが、大きな木を育てる土壌になるでしょう。学ぶことができる場というのは、社会に出るとなかなかないのです。いまできることを一生懸命やらないと、悔いが残ります。

 

*自然破壊と発達途上の国々との問題は大変難しいものだと思います。やっぱり人間が存在する限り自然破壊は終わらないのだろうと思いました。

#しかし、それを修復する知恵も人類は持っているのだと思います。

*今日で地学の授業が終わってしまうのが悲しいです。先生の教えることに対する熱意には実は感動していました。これからも変わらずにいてください。

#変われと言っても変われないと思います。うれしいような悲しいような。何か困ったりしたときは、あるいは何か面白いことがあったら、ぜひ教えてください。

 

*日本の形が変わるということについて、何かものすごく違和感があるけど、全然不思議ではないです。自然の摂理は尊いと思う。

#うん、逆に、こういう変動の激しい大地の上に、我々の祖先は流れ着いて、そして我々は仮のすみかを得ているのだ、という認識が大事なんじゃないかな。そう考えると、在日外国人に対する差別などなくなるはずです。

 

*実際に石や地形を現場に行って触れて考える授業はとても有意義なものだと思います。私は受けてみたかった。

#自主ゼミ、よかったらどうぞ。大学側が認めようが認めまいが、意味があることはやるべきなのだと気づきました。そうして、周囲の認識を変えていかねば。

 

VTRで日本列島がどう変化するかという予測の映像を見て、さらに日本が小さくなるように見えて悲しかった。富士山は噴火するんでしょうか?

#小さくなるかどうかはわかりません。いま陸上に出ている土地の変化予想であって、海底が隆起する部分や、体積で埋め立てられる部分は考慮していませんから。富士山が噴火するのは確実ですが、いつ噴火するか、どんな噴火をするかが問題です。1000年後ならいま悩む必要はないですからね。あれだけ大きい火山なので、必ず噴火には前兆がありますから、あわてることはありません。

 

*一年間楽しかったです。

#どうも。こちらこそ。

 

VTRで「人は地球の環境を直すことはできない。直すのは地球である」と言っていたのを聞いて、たしかにそのとおりだなあと思った。でも、人にはかしこい頭脳をもってるのだから、それで地球の助けにはなると言ってたので、前向きに行動することが大切なんだとよくわかりました。

#君たち一人一人に、未来がかかっている、といったら大げさかな。でも、そのことを自覚してくれればうれしいです。

 

*暖房直撃であつかったです。

 

*ここらへんの地層のこともわかって、なかなか面白かったです。

*小学校のとき塾で、先生が「浅間山が噴火しなかったら関東平野はなかった」とか言ってたんですけど、そこまでのものなのでしょうか?

#それは言い過ぎのような気がします。ひとつは浅間の火山灰供給が他の火山に比べてそんなに多くないだろう、ということと、もう一つは周辺の山々からの土砂(砕屑物)供給が平野の形成のメインですので。

 

*後期からとったんですが、聞いたとおりの面白い授業でした。ありがとうございました。

#どういう評判になっているのか心配になりますが、面白いと思ってくれたのならよかったです。

 

*「採集だけでは限界があるから、ということで、何千万年以上も前に踏み出した、はじめの一歩…。その一歩は絶対まちがってないものなのに、いつの間にこういう状態になったのだろう?」て思いました。

#地球環境全体から見て、人類は手に負えない怪物になってしまったのかな。でも、何が正しくて何がいけないかは簡単には決められないですし、うまく調和できるところを探していく、知恵が求められているのだと思います。そして、その知恵を探し、身につけていくのが、僕たちの課題ではないでしょうか。その入り口のひとつが地学/地球科学であるし、君たちの分野は実際的な応用を求められるはずです。お互いに頑張りましょう。

 

*人間は地球環境をあっという間に食いつぶしてしまった。今、人が元の環境を取り戻すことは不可能である。人がこれからすべきことははっきり言えないが、一人一人が資源を大切に使っていくことなのだと思う。常に地球のパワーに頼るだけでなく、人間も責任ある行動をとらなければならないと思うが、石油を使わない生活は考えられない……。

#使ってもいいから、なるべく将来に影響を残さないように、再利用可能なものに置き換えていく努力をすべきなのでしょうね。こういう不景気なときは、ライフスタイルにちょっとした変化をつけていくには、いいチャンスだと思うのですが。かつての石油ショック後の省エネぶーむのように。

 

*前・後期に渡って1年間ありがとうございました。

#こちらこそ。君はこの1年で何を学びましたか?

 

*人間は脳が発達したけど、体が大きくなると子供が産めないという話は感動した。人間って、進化ってすばらしい。

#そうですね。出産時には赤ちゃんは未完成の動物として生まれてくる。だから、人間にとって幼児期というのはすごく大切なのですね。子どもを安心して育てられる社会環境をつくっていく必要があると思います。保育所を増やすだけでなく。

*先生もいってたけど、人間が自然を守ろうとしているのは、自然じゃなくて自分達を守っているんだと、私も思う。地球を救えるのは地球だけという言葉になにか重みを感じた。VTRの終わり方が最後の授業っぽくてよかった。先生、風邪治ってよかったですね。一年間ありがとうございました。

#学んだことを将来活かしていってくださいね。期待しています。

 

*トドロキケイコクは夏でも涼しく気持ち良い所なので私は好きです。

#東京とは思えないですね。僕も好きです。崖には湧水などもあるのだけど、矢沢川の水がきれいだともっといいな。

 

*8号館と間違えていってしまった。

#どうやって間違えたのか、不思議な気がしますが、遅刻癖は早めに直してくださいね。

*今日の疑問:VTRの中での一言。「地球だけは地球を直せる」

 直す…のか?直すって元に戻すことなのか?戻すって、いつの時代に?今の状態はまちがっているのか?

 自分の答えがあるわけじゃないし、言葉にとらわれないで、ほんとうの意図を考えればいいんだろうけど、少し気になった。

#そうですね。もっともな意見だと思います。まあ、わかりやすさを優先したのだと思いますが、君ならどう表現しますか?

 

*テレビでの濱田先生の話はひとつの理想的な人類のあるべき姿であるような気がしてよかった。

#濱田先生は、無私ですからね。頭が下がります。

 

*1年間ありがとうございました。来年はゼミで会えるとうれしいです。

#やりますよ。僕にとっても挑戦です。自主ゼミで、単位はつきませんけど、学問的刺激を生み出すようなものにしたいと思っています。

 

*東京湾の昔のすがたに興味をもった。

#そうですね。東京湾のかたちはここ十数万年でもかなり変化しているようです。最終氷期以降は、地形で追えますけれど。授業でもっと詳しくやってもいいですね。

 

*海の部分が年々増えているが、温暖化が進むと人類は消えてしまうが、新たな島は出来るのか?今年の授業は大変おもしろかった。

#人類は消えるのかな。人類は、その時その時で海から顔を出している陸地で生活し、島や他の大陸に流れ着いて、そこで生き延びてきたんじゃないでしょうか。地形の変動や海水面の変化は、世代を越えた変化ですから、引っ越せばすむことだったと思います。僕らだって同じところに50年くらいしか住まないでしょう?

 

*今期最後の授業、ご苦労様でした。そして、ありがとうございました。先生の授業、ビデオに、話に、とっても楽しくて、授業が毎週おもしろかったです。

#どうもありがとう。マンネリにならないよう、来年度以降も工夫していきます。

 

*やはり遠い未来に日本列島はプレートにのみこまれ、なくなってしまうのでしょうか?

#日本「列島」に関しては、大陸の一部になってしまい、消滅すると思います。数千万年先ですが。でも、なくなるわけではない。陸域をつくる大陸地殻そのものは、ちぎれたりくっついたりするけれど、そう簡単には消滅せずに、ほとんどが海の上に顔を出し続けると思います。「なくなる」というときには、なくなったものはどこに行くのか、それを考えてみましょう。それが迷信と科学を分けるひとつの工夫だと思います。

 

*ありがとうございました。専門的でおもしろい話を沢山していただいたし、番組もおもしろかったので、楽しく授業を受けられました。

#どうも。番組をつくった人々も喜ぶと思います。

 

*日本というのは地震がいつ起きてもおかしくないことがわかった。建築をする上で、常に頭に入れて設計しなくてはいけない。

#よろしくお願いしますね。いつか、君たちのつくった建物に住みたいと思っているので。

 

*動物の角を使った針を見て、今と全く同じ形でびっくりした。

*最初に人間が農作しだしたのは米だと思っていたけれど、実は麦だったなんておどろいた。

#これはわからないです。本当かどうか。この話、欧米中心主義のにおいがする。いろんな場合があるはずで、あまり信じないでください。

*石油や電気などを使い便利な世の中だけど、昔みたいな自給自足の生活の方が、実はゆっくりとした時間の中で生きれるような気がした。

#やってみますか。フィジーでそういう生活を体験してもらうことが、いつかできそうな気がします。学生を集団で放り込んで労働してもらうのもいいかな、と・・・。

*大学周辺の土地について知れて楽しい。(古→かたい 新→やわい…液状化)

*田園調布は、土地が古くしっかりしているから値段が高いというのをはじめて知った。交通の便とかが関係して土地の値段が高いのかと思った。

#山の手の成り立ち、関東大震災の話のついでで、そういう要素もあるよ、という話で、それが地価を完全に決めているわけではありません。交通の便ももちろん重要です。

*(感想)地学はビデオの内容も楽しかったし、わかりやすかった。ただ、先生の話はやっぱりはやすぎて理解できませんでした。でも、先生の人生話は楽しいし、先生ほど何かにのめりこんでいる人をみて、うらやましく思いました。ありがとうございました。

#ごめんなさい。これからも気をつけます。ご指摘ありがとう。

 

*この辺りの地層を聞いて、そうなんだぁーとうなずくばかり。まだこっちに来て2年だし。何も知らないよりは知って住んでいた方がやっぱりいいですよね。

#僕はそう思うんだけど。注意して観察すると、面白い発見がいろいろあるんですよ。

*2年後期にとった授業の中で一番おもしろかったですよー。地学は。

#うれしいですね。光栄です。そういってもらえて。

 

*レポートをやってきます!

#期待しています。

 

*「自然を破壊せずに文明を発展させることは不可能である」という言葉を聞いて、なるほどと考えさせられた。世間では自然を破壊してはいけないとさわがれているが、私たちが今生活しているのは、自然を破壊し文明を発展させてきたからなのだと思うと、難しい問題だと思った。

 建築分野では、最近「環境共生」ということが注目されている。太陽熱を利用したり、屋上緑化するなど色々な取り組みが行われているが、そうゆう行動を起こしていくことが重要なのだと思う。

*地学の授業はとても面白かったです。かんらん石や砂漠の砂など色々な鉱物を実際に見たり、さわったりできて良い経験ができたと思う。毎回先生がとても熱心に授業をしてくれたので、私自身も授業をしっかり受けていこうとがんばれました。

#授業が終わったから終わりではなく、これをきっかけに、地学的ないろいろなものに目を向けていくきっかけになって欲しい、と願っています。期待しています。頑張ってください。

 

*テスト頑張ります。

#頑張ってね。

 

 

講義内容の要約

*第四紀の地質について(武蔵野台地など)

  関東ロームの厚さは地域によって様々 →火山、地質変動の影響

 関東平野 →日本最大の平野であり、沈降している

  周囲の山地から土砂が供給されている

 人間が文明生活をしていく上で、環境破壊はまぬがれない。

 地球を守るのではなく、うまく自然と関わっていくことが大切である。

 

*1万年ほど前から気候は安定してきて、人々は定住生活をはじめ、人工は増加してきた。地球を元の環境に戻すのは困難だが、このままの文明の発達の仕方を見直す必要がある。

 

*日本はプレート境界である

 関東平野は、氷河性海面変動による段丘形成がされている。

 関東ローム層(赤土)は箱根火山、富士火山の火山灰

 

*日本列島は変動量が大きく、200万年後、今と同じ形をしていないと予想される。また武蔵野台地は、多摩川の河岸段丘・扇状地、一部に海岸段丘があり、複雑な地形。東京では新しい土地は低く、圧縮しておらず、液状化が起きやすく、地盤沈下のおそれ。逆に古い土地は地盤沈下に強い。

 

*今までの授業の総括を聞けました。

人間は文明がスタートした時点から、既に、環境破壊をしていることになる。その通りだと思います。

 日本に住んでいる限り、地震などから逃れることはできない、と思います。少なからず自分の住んでいる場所の地形はどのようになっているのか、知るべきですね。

 

*日本は変化が激しく、起伏の激しい変動帯であり、プレート境界である。関東平野は日本最大の平野であり、中央部で沈降していること、周囲の火山噴出物からの土砂供給を受けた。

 

*氷期と間氷期を繰り返すという不安定な気候では農耕ができなかったものの、気候が安定化するのに伴って、可能になり、同時に常時食糧を確保できるようになった。また、常時食糧が確保されると人口が増えることになった。様々な道具が発明され、進歩することでより高度な産業社会が産み出されることになった。硬度に発達した産業社会は人々(特に先進国)に便利な生活を享受することを可能にしたが、一方、便利さを求めるあまりに地球へより一層強い負荷をかけるようになった。

 

*私達が生活する土地や時代の特徴について。地形はどのようにつくられ、どのような成り立ちがあるか。

 

*我々が生きている地球、いやむしろ生きさせてもらっている地球。その地球の問題のカギは人間であるように見える。がそれは少し異なる。人間が環境を汚し、そして人間の力でなんとか再生しようと考えているが、それは無理で、人間は、地球自体の再生能力にのみ依存せざるを得ないのだ。できるのはただひとつ。これ以上、汚さないことである。それは建築にも言えるのでなかろうか。地域特性、環境は建築を決定するという考えもあるであろう。

 

*人間は脳を発達させたため、地球との関わり方が他の生物と異なってしまった。文明が存在している時点で、すでに自然を破壊している。自然との折り合いをうまくつけることが大切である。

自分の生きている大地の地層やその成り立ちを知ることは大切である。

 

*地球が資源をつくる速さに対して、人間が地球の資源を消費するスピードの方が速い。文明の発達により、種々の自然環境への弊害が起きている。文明の中で生活をしていることは、=(イコール)自然環境に悪い影響があるので、自然を守ることは文明の中でできず、できるのは自分達の環境をよくすることである。

 

*氷河期の前と後では、定住化による農耕ができたかどうかが違っている。日本は変動帯であり、大地の活動の活発な場所である。それによって、日本の地形は今も変化し続けていて、かつ、複雑である。

 

*我々のくらしている大地について。日本は変動帯かつプレート境界である。関東平野は日本最大の平野で、武蔵野台地は多摩川の河岸段丘と扇状地である。

 

*生きていく上で知っておいた方がいいことは、地面の下がどうなっているのか、地形はどのようにしてつくられたか、大地はどのような成り立ちを持っているかについて。

 

*日本は変動帯にあり、関東平野は周囲の隆起部分(山地)からの土砂の供給、相対的沈降、火山噴出物の供給によって成り立った。古い土地は土砂がかたくしまっていて、地盤沈下が起こりにくいが、新しい土地は低地の軟弱地盤にあり、沈下も起こりやすい。

 

*地盤は新しいものは柔らかく、古いものは硬い。日本はプレート境界に位置し、斜面崩壊や集中豪雨なども多く、地形的変化が大きい土地だ。

 

*地球に関しての知識を取り入れることこそがこれからの時代必要なのであり、そうすることで、何をすればいいかがハッキリとする。地球の活動は私たちの生活にかかわるものなので、なり立ちや原因に関してしらべるとともに考えるべきである。

 

*地球の気候の安定化に伴い、農耕が可能になり文明が発達。人間生活にはどうしても自然を破壊してしまう部分がある。今、貧しい国々が進歩することについて我々は何も言えない。武蔵野台地は多摩川の河岸段丘や扇状地、海岸段丘などで複雑に構成されている。

 

*豊かさのあり方を考えましょう。日本は変動帯、プレート境界である。関東平野、武蔵野台地の成り立ち。

 

*今日は平野や台地などの土地について学び、特に関東平野の内容{・周囲の山地からの土砂供給・中央部での沈降(<2000m200万年)・周囲からの火山噴出物}を知ることができて参考になった。

 

*氷河期時代は気温の変動が激しかったけど、氷河期が終わり、気候の安定化にともない、人は土地に定住し、そこで農耕を始め、そのうを大量生産し、今まで技術が急成長してきた。人は脳の発達と、生きるための知恵と技術の進化が特徴である。

 

*狩猟生活を送っていた人類は気候の変化にともない生活も変化した。関東平野は周囲の産地からの土砂供給もあり、日本最大の平野となった。

 

*人類は文明の発展の過程で農作を行い、さらに産業革命以降は化石燃料を消費することで人口を増やしていった。人類の今後の課題は継続可能な消費活動を実践していくことである。

 

*人と地球の関わりは農耕から始まり現在へ続いている。氷河期が終わり、気候が安定化したため人間は農耕を始めた。私たちが住んでいる土地を知る。(関東平野・武蔵野台地)