地学(2)

2008.10.28

 

Webにアップしています。http://www.h-hagiya.com/geo/

------

地球という惑星を どのように我々は認識してきたか?

 

ギリシャ時代

 エラトステネス 地球が球であることを推定

 夏至の日のシエネとアレキサンドリアの太陽高度差から

 地球の大きさを求める

 

大航海時代

コロンブスの“新”大陸発見 東洋への西回り航路探求

 

#地球史の時間をはかる→pptスライド

 

地球表面が動いていることの認識

 

 大陸移動説の提唱

 もっともまとまった著作としては、ウェゲナーの「大陸と海洋の起源」が有名

 動植物の分布、化石の分布(メソサウルス、グロッソプテリス)氷河堆積物の分布、擦痕の方向・・・

・・しかし、大陸移動の原動力を説明できず。

(彼は地球の遠心力で大陸が赤道に集まるという考えを述べた)

 

 第二次大戦後に大陸移動説の劇的な復活

  海嶺の発見 テープレコーダー・モデル

  磁極移動曲線 大陸ごとに異なるが、移動させると一致

  ホットスポットの発見

 

 沈み込み帯の認識 …日本の地球科学者の貢献

  深発地震面の発見、和達清夫、ベニオフ

  火山のマグマの起源、海溝から遠ざかるほど深い

   久野久:

 

 トランスフォーム境界

  サン・アンドレアス断層(カリフォルニア)

 

 →配布プリントを参照のこと。

 

(補足)

地球の表面が動くこと

 原動力は地球内部の熱(形成期の熱の残り+放射壊変)

 放出は、熱伝導、マントル対流、火山活動で行っている

 

 しかし内部からの熱は太陽放射で受ける熱の1/1000くらい。

 #地表の温度は太陽放射と大気・海洋の熱輸送でコントロール