地球科学概論(1)
2008.5.19 萩谷 宏
「陸地には理由がある」
「地形は水がつくる」
マントルに浮いている地殻の存在(密度差)
海洋地殻と大陸地殻
海洋地殻
玄武岩〜はんれい岩で構成される。5km〜10kmの厚み
年代は2億年以内。古い海洋地殻は地球内部に沈み込んで消滅。
海嶺・リフト帯で新たな海洋地殻が生産される
大陸地殻
上部は花崗岩主体、下部は、はんれい岩、変成岩など。平均35km、最大60kmの厚み
年代は〜40億年、平均約20億年。古い大陸地殻は大陸内部に小規模に残存。
マグマ活動により生産、島弧の付加などで成長。海洋プレートの沈み込みで削剥・内部へ。
密度差が重要。大陸地殻:2.7g/cm3 海洋地殻:2.9g/cm3 マントル:3.3g/cm3
大陸地殻の厚みが増加 → 隆起する ・・・大山脈の形成
日本列島の場合
三浦半島の隆起−沈み込むプレートによる堆積物の付加
南アルプス・赤石山地なども
マグマの供給 −火山島、伊豆半島、脊梁山脈など
*アイソスタシーの概念
氷床地域の後氷期の隆起
隆起した陸域の表面が削られる過程
・・・水の作用が重要。(氷も含む)
河川:浸食と運搬、堆積の担い手
黄河の例
氷河による浸食・運搬・堆積
アラスカ・メンデンホール氷河
おまけ
砂漠におけるさまざまな地形
世界の砂漠