地球科学研究室とは

 2013.4


 東京都市大学(旧・武蔵工業大学)の自然科学科に所属する研究室です。

 地球科学研究室は、地学科出身の萩谷が2003年4月に(旧)武蔵工業大学・工学部教育研究センターに着任し、開設した研究室です。2007年度から発足した知識工学部リテラシー学群の研究室のひとつとして、化学研究室、生命科学研究室と連携し、分子・生命・地球科学コースを構成しており、2009年4月から、新設の自然科学科の地球科学コースの研究室(地球科学・宇宙線・比較文化)のひとつとなりました。

 2004年度より卒業研究学生(2003後期より仮配属)を受け入れており、これまでに27名の学生がこの研究室で卒業研究を行っています。

 →自然科学科の紹介ページ

 東京都市大学の自然科学科は、科学と社会との架け橋になる人材を育てるというコンセプトで、分子科学・生命科学・地球科学を柱に、広く科学の各分野を学び、特に海外・国内のフィールドでの調査や機器分析を通じて、「ものをみてわかる」能力を養います。また、文章や映像などの表現法についても学び、「科学的知識を正しくわかりやすく伝える」能力を身につけます。卒業後の進路としては、教員や学芸員、公務員を想定していますが、企業における分析技術者として、あるいは企画広報、展示制作、出版、放送などの分野での活躍が期待されます。

 2013年3月に最初の自然科学科入学生が卒業しました。研究室学生の進路は、大学院3名(東京学芸大、横浜国大、京都市立芸大)、教員1名(横浜市・中学理科教員)、企業1名(トランスコスモス(株))です。

 2014年3月に二期生が卒業、研究室学生8名の進路は、大学院2名(東京学芸大、日本大)、企業3名、大学職員1名、小学校特任教員1名、専門学校1名です。

 地球科学研究室での卒業研究を希望する学生に対しては、3年次において「事例研究(1)−地球科学」(前期)の履修を強く要望します。また研究室単位で行う「事例研究(2)」(後期)を履修する必要があります。

 卒業研究においては、野外調査を基本とする地質学の伝統をベースに、国内外でのフィールドにおいて、現場に出て、ものを見て判断する能力を養います。

 学外では、武蔵野台地の地形・地質・地下水や、岩石や鉱物に関する科学教育番組制作への協力、地元自治体の校外学習や生涯学習講座への協力の他、大学博物館の標本整理や展示制作に関わっています。

 卒業研究指導では、特にフィールドでの調査において、学外の多くの先生方にご協力をいただいています。
 2003年以来、フィジー諸島スバに本部を持つ、The University of the South Pacific(USP、南太平洋大学)と共同での野外実習プログラムを実施し、研究面でも協力しています。

 現在のフィールドは、学生実習先を含めて、湘南海岸、九十九里浜、小笠原諸島、フィジー諸島、ハワイ島、スコットランド(エディンバラ・グラスゴー周辺、アラン島、アイラ島)などです。

 萩谷の担当する講義・ゼミナールは参加・聴講自由です。気軽にお問い合わせください。→授業webサイト
 また、中学校・高校などでの出張授業も無料で行っています。→出張授業引き受けます 東京都市大の出張授業

 研究室ガイド …flash playerが必要。

 地球科学研究室−アルバム

 最近の研究:

 所属学生の卒業研究から

・石井敦子・萩谷 宏・渡辺国広;“全岩組成を用いた九十九里浜の供給源の検討”,海洋開発論文集26, pp1125-1130 2010.6

・石井敦子・萩谷 宏・渡辺国広;“海岸砂の鉱物組成および全岩組成に基づく土砂移動動態の推定 −湘南海岸・九十九里浜を例として”,海洋開発論文集25, pp1107-1111 2009.6

 自己紹介に代えて:自然史の新学科をつくる−東京都市大学自然科学科の挑戦(pdf)


indexへ戻る