高2化学 授業の要旨 18

1997.6.19実施 14-17 


地球化学

*地球の層構造をつくる

*太陽系は、材料物質はみな共通

元素の太陽系存在度 (前回まで)

求め方
・太陽光のスペクトル・・・太陽大気の吸収による暗線
・隕石(炭素質コンドライトの化学組成)

地球内部の物質を知る

どうしたらいい?

穴を掘る・・・せいぜい深さ10kmまで

1)地震波で見る。P波の影、S波の影、など。

2)地球磁場
 キュリー点の話。古地磁気学、磁場の逆転。地球磁場は永久磁石ではなく電磁石、ダイナモ説、流体核の存在、・・・。

3)隕石の情報を使う

(他に、火山で噴出するマグマや、それに伴われる捕獲岩という手もあるが、生徒から出なかった。)

隕石とは??

 作りかけの惑星の破片・・・ほとんどが小惑星帯に起源を持つ?

径数百kmの原始惑星の破片

 鉄隕石・・・ウィドマンシュテーテン構造=結晶化した鉄 ゆっくりした冷却。2-100度/106year

 石鉄隕石

 石質隕石(コンドライトなど)

・・・原始惑星の内側から外側へ。その破片

隕石をつくる鉱物(9割)

かんらん石、輝石、鉄ニッケル合金(それぞれの主要構成元素、理想化学式を書く)

かんらん石+輝石・・・→マントル 、鉄・ニッケル・・・→核

回覧物

 火山の写真集、ハワイ・キラウエアのもの2つ、大英博物館のテキスト邦訳2つ、など。


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地球化学

*地球の層構造をつくる…マントルから地殻 1

・分子量と重量% (分子量…教科書の該当ページ)

 岩石の化学組成のうち、SiO2成分の割合…岩石の分類に重要。

 (岩石の分類法、鉱物組成と量比の図)

かんらん岩について、SiO2の重量%を求めてみよう

1)理想的なかんらん石

 Mg2SiO4 … 2MgO・SiO2 1分子のSiO2を含んでいる。

2)実際のかんらん石

3)実際のかんらん岩 … かんらん石+輝石

余談:台風接近につき、台風の垂直断面、水蒸気の潜熱、台風の進行速度と風速分布、危険半円と可航半円

 九州に台風接近、予報円の解釈の間違い、漁船の遭難。ちょうど危険半円(東側)、暴風域は考慮していなかった。

 現在の予報は、中心の位置と、暴風圏の範囲の2重の円を描く。

回覧物

 かんらん石=オリビンサンド(オアフ島)、かんらん岩(秋田・一の目潟):かんらん石(黄緑色)+輝石(黒緑色)


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