*地球の層構造をつくる
*太陽系は、材料物質はみな共通
元素の太陽系存在度 (前回まで)
求め方
・太陽光のスペクトル・・・太陽大気の吸収による暗線
・隕石(炭素質コンドライトの化学組成)
地球内部の物質を知る
どうしたらいい?
穴を掘る・・・せいぜい深さ10kmまで
1)地震波で見る。P波の影、S波の影、など。
2)地球磁場
キュリー点の話。古地磁気学、磁場の逆転。地球磁場は永久磁石ではなく電磁石、ダイナモ説、流体核の存在、・・・。
3)隕石の情報を使う
(他に、火山で噴出するマグマや、それに伴われる捕獲岩という手もあるが、生徒から出なかった。)
隕石とは??
作りかけの惑星の破片・・・ほとんどが小惑星帯に起源を持つ?
径数百kmの原始惑星の破片
鉄隕石・・・ウィドマンシュテーテン構造=結晶化した鉄 ゆっくりした冷却。2-100度/106year
石鉄隕石
石質隕石(コンドライトなど)
・・・原始惑星の内側から外側へ。その破片
隕石をつくる鉱物(9割)
かんらん石、輝石、鉄ニッケル合金(それぞれの主要構成元素、理想化学式を書く)
かんらん石+輝石・・・→マントル 、鉄・ニッケル・・・→核
回覧物
火山の写真集、ハワイ・キラウエアのもの2つ、大英博物館のテキスト邦訳2つ、など。
*地球の層構造をつくる…マントルから地殻 1
・分子量と重量% (分子量…教科書の該当ページ)
岩石の化学組成のうち、SiO2成分の割合…岩石の分類に重要。
(岩石の分類法、鉱物組成と量比の図)
かんらん岩について、SiO2の重量%を求めてみよう
1)理想的なかんらん石
Mg2SiO4 … 2MgO・SiO2 1分子のSiO2を含んでいる。
2)実際のかんらん石
3)実際のかんらん岩 … かんらん石+輝石
余談:台風接近につき、台風の垂直断面、水蒸気の潜熱、台風の進行速度と風速分布、危険半円と可航半円
九州に台風接近、予報円の解釈の間違い、漁船の遭難。ちょうど危険半円(東側)、暴風域は考慮していなかった。
現在の予報は、中心の位置と、暴風圏の範囲の2重の円を描く。
回覧物
かんらん石=オリビンサンド(オアフ島)、かんらん岩(秋田・一の目潟):かんらん石(黄緑色)+輝石(黒緑色)