本日の要点
鉱物は、特有の原子配置(結晶構造)と化学組成を持つ
造岩鉱物と岩石の化学組成
化学組成 ・・・ 造岩鉱物の種類・量比 両者は対応している
鉱物 化学組成例 SiO2重量%(理想化学組成での値)
石英 SiO2 100%
長石類(固溶体)
カリ長石 KAlSi3O8 180/(39+27+32+180)=65%
ソウ長石 NaAlSi3O8 180/(23+27+32+180)=69%
灰長石 CaAl2Si2O8 120/(40+54+64+120)=43% *ソウ長石−灰長石 →斜長石
黒雲母 K2Mg5Al2Si7O20(OH)4
角閃石 NaCaMgAl2Si5O22(OH)2
輝石 MgSiO3
かんらん石 Mg2SiO4
・(マグマの複雑な化学組成を、数種類の鉱物で表現しうる。…固溶体と不純物)
・(化学組成の変化と、鉱物の組み合わせ・量比の変化は対応している)
有色鉱物と無色鉱物…Feを含むと有色鉱物→Fe,Mgの固溶体鉱物()
色指数
鉱物は固有の化学組成と結晶構造(原子配置)をもつ
結晶構造:鉱物の外形に反映 自形と他形 …結晶化の順番を示す
固溶体
原子配置は同じ、化学組成は変化するもの
同質異像(多形)…温度・圧力条件の指示物
化学組成は同じ、原子の配列が異なるもの