高3選択地学 授業の要旨 02

(部分記録)

1997.5.10実施 前回 次回


マグマの多様性の起源(まとめ)

本日の要点

鉱物は、特有の原子配置(結晶構造)と化学組成を持つ

造岩鉱物と岩石の化学組成

 化学組成 ・・・ 造岩鉱物の種類・量比 両者は対応している

 鉱物   化学組成例 SiO2重量%(理想化学組成での値)

 石英    SiO2   100%

 長石類(固溶体)
  カリ長石 KAlSi3O8 180/(39+27+32+180)=65%
  ソウ長石 NaAlSi3O8 180/(23+27+32+180)=69%
  灰長石  CaAl2Si2O8 120/(40+54+64+120)=43% *ソウ長石−灰長石 →斜長石

 黒雲母   K2Mg5Al2Si7O20(OH)4

 角閃石   NaCaMgAl2Si5O22(OH)2

 輝石    MgSiO3

 かんらん石 Mg2SiO4

 ・(マグマの複雑な化学組成を、数種類の鉱物で表現しうる。…固溶体と不純物)

 ・(化学組成の変化と、鉱物の組み合わせ・量比の変化は対応している)

有色鉱物と無色鉱物…Feを含むと有色鉱物→Fe,Mgの固溶体鉱物()

 色指数

鉱物は固有の化学組成と結晶構造(原子配置)をもつ

 結晶構造:鉱物の外形に反映    自形と他形 …結晶化の順番を示す

固溶体
 原子配置は同じ、化学組成は変化するもの

同質異像(多形)…温度・圧力条件の指示物
 化学組成は同じ、原子の配列が異なるもの


高3選択地学97計画

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