2001年度地学

武蔵工大・工学部 土木工学科、建築学科 専門基礎科目


地学 講義プリント 2001.4.10

萩谷 宏

*地学とは

 地学 …広い意味では、earth and planetary sciences
     狭い意味では、geology geo(大地の)+logy(logic=論理)

 今回の講義(前期)では、わたしたちをとりまく世界(地球・宇宙・生命)をテーマとする。

A)すぐ役に立つ地学  …(実用の地学) 予測、対策、産業活動

 地震予知、火山噴火予知、災害予測、地球環境保全、地下資源開発、土壌・水質・大気汚染防止、砂漠化防止、燃料資源探査、建造物の選定、

B)すぐには役に立たない地学  …(教養の地学) 

 地史学、地球の歴史、地球の起源、マグマの起源、マグマ生成のメカニズム、化石化のプロセス、結晶の分類、岩石の分類、大陸衝突と造山運動、古生物の知識

 …基礎があってこそ建造物が成り立つ。単独では役に立たないかもしれない基本的な知識が、将来の応用のためにも重要。

*講義の受け方

 質問は歓迎するが、なるべく各回の講義の最後にまとめて質問して欲しい。
 (ただし、講義内容の間違いを発見した場合などは、その場で指摘してくれるとありがたい。)

*ノートの作り方

 背綴じのノートを推奨。ルーズリーフは、あとでバラバラになりやすいので勧めない。
 各回の配布プリントに、講義の大枠と要点、参考文献を記入してある。それとは別に、ノートに板書を写し、講師の話した内容を項目ごとにメモしながら、見やすいノートをつくることを勧める。

*講義以外での学習の勧め

 90分の講義では、ごく簡単に、その分野の入り口部分しか紹介できない。
 各回で参考書を紹介するので、興味を持った内容については自分で学習を進めて欲しい。

*成績評価

 試験成績+出席点。ただし、欠席時間分はレポートで埋め合わせることができる。

 参考:レポートの書き方


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