参加自由。企画責任者:萩谷 宏
1 世田谷・等々力渓谷 …武蔵野台地の断面の観察
2002.4.27 実施
渓谷への入り口。
ゴルフ橋下の、上総層群と段丘礫層(武蔵野レキ層)の不整合。
同上。下流側。かなり深い矢沢川の谷。
段丘レキの確認。数cmの円磨されたレキが中心。
遊歩道。
谷沢川。もともとは尾山台−九品仏方向に流れていたが、谷頭浸食で多摩川方向から削り込んできた谷に上流を奪われ、流路が変わったものと思われる。
道幅が狭く、歩行者の行きちがいにも苦労する場所がある。
崖からの崩壊土砂に混じったレキの観察。
レキ層の上に堆積した関東ローム層の断面。湿っているせいか暗い色をしている。
等々力不動の滝のそばの崖。東京層の粘土−シルト層の上位に段丘レキが見られ、そこが水を通すので、植生が不整合面の上に集中したり、湧水が滝をつくっている。
観光地で地質の解説をしていると、いろいろと邪魔になって申し訳ないのだが、まあ仕方がない。参加6名。
講義データ
http://www.chemie.org/geo/
H.Hagiya (c)2001