2002年度・自主ゼミ「武蔵野台地をあるく」

参加自由。企画責任者:萩谷 宏


1' 世田谷・等々力渓谷  …武蔵野台地の断面の観察2

2002.6.1 実施

 渓谷への入り口にある案内板。(クリックすると拡大)

 ゴルフ橋下の、上総層群と段丘礫層(武蔵野レキ層)の不整合。その2

 ゴルフ場所の橋脚下で。以前は螺旋階段があり、その周囲に露頭があったが、この遊歩道整備のためにきれいに被覆されてしまった。

 おそらく上総層群の凝灰質シルト岩〜砂岩と礫層の不整合。上総層群は第四紀前期から中期の海成層。

 谷沢川のカーブの外側には、大地の断面を見せる崖が見られる。増水時に浸食されてできた急崖が露頭として観察できるものと思われる。段丘レキとローム層。

 わき水を取水しているのではないだろうか。

 修験場近くの露頭。下位は下末吉海進時(約12-13万年前)の東京層の粘土層。その上位に不整合で古多摩川の運んだ河岸段丘レキ層(武蔵野礫層)、関東ローム層がのる。

 参加者。等々力不動の滝にて。

 参加者2。鴨の食物で議論した、等々力不動の下流側。

 等々力渓谷の下流。谷沢川からポンプでくみ上げた水が丸子川(六郷用水)の水源になっている。


講義データ
http://www.chemie.org/geo/


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