2002年度・自主ゼミ「武蔵野台地をあるく」

参加自由。企画責任者:萩谷 宏


 立川断層と水のみち

2002.9.8 見学

 記録写真2002#06 下見記録写真 参加者の意見・感想2002#06

 全体図 国立市矢川立川市砂川(日産工場跡)〜西武拝島線玉川上水駅周辺八高線箱根ヶ崎駅周辺 


自主ゼミ「武蔵野台地をあるく」第6回

立川断層と武蔵野の水

 配布プリント1 300DPI …画像サイズ大につき注意 以下同じ。

 配布プリント2 プリント1,2とステレオ写真の出典は、「地図の風景」東京・神奈川 掘他1980 そしえて文庫81 より。

 配布プリント3

 配布プリント4

 配布プリント5

 配布プリント6

 ステレオ写真 立体視用。75DPIに縮小。

講義ポイント

 活断層というもの 日本列島の変形、固いものにはひびが入る。無数のひび、その一つを見ている。

 段丘がつくる武蔵野台地 立川面、武蔵野面 それを切る断層のずれ

 やわらかい地層が乗った活断層 ケーキのモデル

 断層の存在…地下水の動きを阻害する 湧水が生じやすい、地形の変化が河川流路に影響

 湧水と人間生活 遺跡の集中


*地形図に現れた立川断層(国土地理院数値地図をカシミール3Dを用いて2m等高線で表現)


*活断層がとう曲面として現れる理由

 鈴木康弘「活断層大地震に備える」ちくま新書から引用。盛り土部分は無視してV層の上面で地形を考える。

 地下でははっきりしたずれ(変位)を示す断層が、未固結のやわらかい地層に覆われている場合、表面では緩い斜面として現れていることが多い。地層の物性の違いがこのような現象を生む。(狩野・村田著「構造地質学」朝倉書店がおすすめ)

 図は深溝(ふこうづ)断層という、1945年に三河地震を起こした地震断層のトレンチ断面。この断層は活動周期がかなり長く、数万年と推定されている。

講義データ
http://www.chemie.org/geo/


自主ゼミ案内

2002講義一覧へ

index

H.Hagiya (c)2002